Ubuntu 14.04からUbuntu 16.04へアップグレード
先ほど紹介した通り、「Build 14936」では「Ubuntu 16.04」が利用できるようになりました。ここではすでに「Ubuntu 14.04」がインストールされている環境を「Ubuntu 16.04」にアップグレードする方法を紹介します。
アップグレードに関する注意事項は「Ubuntu on Windows」でも同じですので、以下を参考にしてください。
もしアップグレードに失敗した時は
もしアップグレードに失敗した時は、「Ubuntu on Windows」を再インストールすると良いでしょう。「Ubuntu on Windows」の再インストール方法は、以下を参考にしてください。
アップグレード方法
「Ubuntu 14.04」がインストールされている環境を「Ubuntu 16.04」にアップグレードしてみます。1.アップグレード開始
以下のコマンドを実行し、アップグレードを開始します。
sudo do-release-upgrade
2.アップグレード確認
アップグレードを行っても良いか確認が行われます。「y」を入力してアップグレードを実行します。
3.パッケージのダウンロード開始
「Ubuntu 16.04」のパッケージのダウンロードが始まります。その後パッケージのインストールが行われます。
4.その他質問や確認
パッケージのインストール段階で、いくつか質問が表示されます。表示される質問の内容は環境によって異なります。
ここでは例として以下の確認に対しては、「はい」を選択しました。
設定ファイルの上書きや維持
設定ファイルに関する確認は、「D」で差異を確認してから、設定ファイルを上書き(Y/I)するか、既存の設定ファイルを維持(N/O)するか選択すると良いでしょう。サポートされていないパッケージやリポジトリーに見つからないパッケージ
サポートされていないパッケージやリポジトリーに見つからないパッケージの削除確認も行われます。削除するなら「y」を入力し、そのまま残すなら「N」を入力します。
ここでは例として「y」を入力しました。
5.再起動
アップグレードが完了すると、以下のように再起動が促されます。「y」を入力して「エンター」キーを押します。
一旦コンソールを閉じて再度bashを起動します。
6.バージョンの確認
以下のコマンドを実行してバージョンを確認します。
lsb_release -a
「Ubuntu 16.04.1 LTS」が表示されればOKです。
アップグレード中、特に問題は起きませんでした。
スムーズにアップグレードできました。