Linux kernelの脆弱性
2016年11月30日に、クラッシュや不正な権限の取得に関する脆弱性に対応した「Linux kernel」がリリースされています。Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | 影響を受ける バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
USN-3144-1 USN-3144-2 |
CVE-2016-7425 | Ubuntu 12.04 LTS | ・クラッシュ ・不正な権限の取得 |
USN-3145-1 USN-3145-2 |
CVE-2016-7425 CVE-2016-8658 |
Ubuntu 14.04 LTS Ubuntu 12.04 LTS(HWE) |
・クラッシュ ・不正な権限の取得 |
USN-3146-1 USN-3146-2 |
CVE-2016-7097 CVE-2016-7425 CVE-2016-8658 CVE-2016-9644 |
Ubuntu 16.04 LTS Ubuntu 14.04 LTS(HWE) |
・クラッシュ ・不正な権限の取得 ・権限の昇格 |
USN-3147-1 | CVE-2016-7097 CVE-2016-7425 |
Ubuntu 16.10 | ・クラッシュ ・不正な権限の取得 ・権限の昇格 |
Ubuntu Security Notice一覧
- USN-3144-1: Linux kernel vulnerability
- USN-3144-2: Linux kernel (OMAP4) vulnerability
- USN-3145-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3145-2: Linux kernel (Trusty HWE) vulnerabilities
- USN-3146-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3146-2: Linux kernel (Xenial HWE) vulnerabilities
- USN-3147-1: Linux kernel vulnerabilities
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了したUbuntuにセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了したUbuntuは利用しないように注意してください。
すぐにアップデートを
すでにこれらの問題に対応した「Linux kernel」がリリースされています。「アップデートマネージャー」や「ソフトウェアの更新」を起動して、「Linux kernel」のアップデートを行ってください。
忘れずにPCの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。