リポジトリーからインストール及びアップデート可能に
「Visual Studio Code」がリポジトリーからインストール及びアップデート可能になりました。「Ubuntu(Linux)」ユーザーはリポジトリーを利用することで、簡単に「Visual Studio Code」をアップデートできるようになります。
今までは「Visual Studio Code」をアップデートするには、ユーザーが自分でサイトからパッケージをダウンロードしアップデートを行っていました。
これからは「ソフトウェアの更新」から「Visual Studio Code」をアップデートできるようになります。
もちろんアップデートの有無も「ソフトウェアの更新」を起動すれば自動的にチェックしてくれます。
リポジトリーを追加するには
「Visual Studio Code」のリポジトリーを利用するには、「Visual Studio Code」のリポジトリーをシステムに追加する必要があります。パッケージのインストールでリポジトリーを追加する方法と、ユーザーが手動でリポジトリーを追加する方法があります。
前者の方法を利用すると良いでしょう。
ここでは「Ubuntu 64bit版」の環境でリポジトリーを追加する方法を紹介します。
すでにVisual Studio Code 1.10をインストールしている場合
リポジトリーの対応は、「Visual Studio Code 1.10」で行われました。そのため「Visual Studio Code 1.10」がインストールされている環境では、すでに「Visual Studio Code」のリポジトリーが追加されています。
ですので「Visual Studio Code 1.10」をインストール済みであれば、特に何もする必要はありません。
パッケージのインストールでリポジトリーを追加する方法
最も簡単な方法です。特に理由がなければ、この方法でリポジトリーを追加してください。
1.debパッケージのダウンロード
「Visual Studio Code」の公式サイトにアクセスし、「Visual Studio Code」のパッケージをダウンロードします。適当な場所にパッケージを保存します。
2.パッケージのインストール
ダウンロードしたパッケージをダブルクリックすると、「Ubuntuソフトウェア」が起動するので「インストール」ボタンをクリックします。以上で完了です。
「Visual Studio Code」のインストールとリポジトリーの追加が行われます。
ユーザーが手動でリポジトリーを追加する方法
ユーザーが手動でリポジトリーを追加する方法です。1.認証鍵のダウンロード
「端末」から以下のコマンドを実行し、リポジトリーの認証鍵をダウンロードします。
curl https://packages.microsoft.com/keys/microsoft.asc | gpg --dearmor > microsoft.gpg
2.認証鍵の登録
以下のコマンドを実行し、リポジトリーの認証鍵をシステムに登録します。
sudo mv microsoft.gpg /etc/apt/trusted.gpg.d/microsoft.gpg
3.リポジトリーの追加
以下のコマンドを実行し、リポジトリーをシステムに追加します。
sudo sh -c 'echo "deb [arch=amd64] http://packages.microsoft.com/repos/vscode stable main" > /etc/apt/sources.list.d/vscode.list'
以上でリポジトリーの追加作業は完了です。
必要なら引き続き以下の手順で「Visual Studio Code」をインストールできます。
4.パッケージキャッシュの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージキャッシュを更新します。
sudo apt-get update
5.Visual Studio Codeのインストール
以下のコマンドを実行し、「Visual Studio Code」をインストールします。
sudo apt-get install code