多機能なテキストエディターAtomがSnapパッケージに
多機能なテキストエディター「Atom」が「Snap」パッケージになりました。「Atom」は6,000を超えるアドオンがあり、ユーザーは高度なカスタマイズが可能です。
「Atom」はモダンなコードエディターであり、プロジェクトツリーの表示や自動補完機能が利用できます。
またGitと統合されており、パッケージマネージャーやファイルシステムブラウザー、マルチペインなど快適にテキスト編集を行う機能が標準で提供されています。
文字列の検索や置き換え機能は、複数のプロジェクトを横断的にそして複数のファイルを対象に実行できます。
ここではSnap版「Atom」のインストール方法を紹介します。
1.Atomのインストール
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo snap install --classic atom
以上で「Atom」のインストールは完了です。
2.Atomの起動
「Atom」を起動するには、Dashホームを開き、以下のように「Atom」を検索します。「Atom」アイコンをクリックすれば、OKです。
3.メイン画面
以下のように「Atom」が起動し、「Atom」のメイン画面が表示されます。クラシックsnapについて
Snapパッケージインストール時に「--classic」オプションを指定すると、クラシックsnapとしてインストールされます。Snapには、ソフトウェアを隔離してセキュリティーを高める機能(サンドボックス)があります。
この機能により、ソフトウェアがアクセスできる範囲に制限をかけ、「/」などシステムへの不用意なアクセスを制限することができます。
しかしソフトウェアによっては、このような制限をかけると使い勝手が悪くなってしまうソフトウェアもあります。
このようなソフトウェアをクラシックsnapとしてインストールすると、サンドボックスによる安全性の向上と引き換えに、利便性を確保することができます。
ファイルシステムのルート
通常のSnapソフトウェアでは、ファイルシステムのルートが「/snap/core/current/」になります。従って本来のルートである「/」にはアクセスできません。
一方クラシックsnapでは、ファイルシステムのルートが「/」になります。
そのためdebパッケージで提供されるソフトウェアのように、すべてのファイルにアクセスできるようになります。