SQL Server 2017 RC1がリリースされました
2017年7月17日に、「SQL Server 2017 RC1」がリリースされました。RCとは「Release Candidate」の略であり、リリース候補を意味します。
つまり新機能の実装など開発作業が完了し、今後リリースに向けた作業が中心的に行われることになります。
Active Directory認証をサポート
Linux向け「SQL Server 2017 RC1」では、Active Directory認証をサポートしました。これによりドメインに参加しているWindowsやLinuxクライアントは、ドメイン資格情報とKerberosプロトコルを利用して、SQLサーバーの認証を行うことができます。
詳細は、以下のドキュメントを参照してください。
TLSを利用したデータの暗号化
Linux向け「SQL Server 2017 RC1」では、TLS(Transport Layer Security)を利用して、データの暗号化を行えるようになりました。これにより、クライアントアプリケーションとSQL Serverのインスタンス間でデータを暗号化し、ネットワーク上で暗号化されたデータの送受信を行えるようになりました。
以下のTLSプロトコルがサポートされています。
- TLS 1.2
- TLS 1.1
- TLS 1.0
詳細は、以下のドキュメントを参照してください。
他にも改善や改良が行われています。
リリース情報
- リリースアナウンス:First release candidate of SQL Server 2017 now available
- 変更点:What's New in SQL Server 2017
- リリースノート:SQL Server 2017 Release Notes
- Linux向けドキュメント:Linux documentation
ドキュメントやチュートリアル
- Install on Red Hat Enterprise Linux
- Install on Ubuntu Linux
- Install on SUSE Linux Enterprise Server
- Pull and run a Linux Docker container on Linux, Windows, or macOS
- Download the preview for Windows
- Create a SQL Server on Linux virtual machine in Azure
- Active Directory Authentication with SQL Server on Linux
- Sign up for the Early Adoption Program (EAP)
SQL Server 2017 RC1のインストール
「SQL Server 2017 RC1」のインストールに関しては、以下を参照してください。「Ubuntu 16.04 64bit版」で利用可能です。