WindowsストアからUbuntuをインストールするには
Windowsストアから「Ubuntu」をインストールする方法です。事前にシステム要件を確認し、「Ubuntu」を利用できる環境かどうか確認しておきましょう。
システム要件に加え、「Ubuntu」を利用するには事前に「WSL」をインストールしておく必要があります。
ここでは「WSL」のインストールと「Ubuntu」のインストールを分けて紹介します。
1.WSLのインストール
まず「WSL」のインストールから行います。すでに「WSL」をインストールしている場合、この手順を飛ばしてください。
1-1.Windowsの機能の有効化または無効化の起動
「コントロールパネル」を起動し、「機能」で検索します。以下のように「Windowsの機能の有効化または無効化」が見つかるので、「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
1-2.WSLの有効化
以下の画面が表示されるので、一覧から「Windows Subsystem for Linux (Beta)」を探し、チェックボックスをオンにします。「OK」ボタンをクリックします。
1-3.WSLのインストール
「WSL」のインストールが行われます。インストールが完了すると以下の画面が表示されるので、「今すぐ再起動」ボタンをクリックし、PCを再起動します。
後で再起動しても良いですが、「Ubuntu」を利用する前にPCを再起動しておく必要があります。
以上で「WSL」のインストールは完了です。
2.Ubuntuのインストール
次に「Ubuntu」をインストールします。2-1.Ubuntuの検索
Windowsストアを起動し、「Ubuntu」を検索します。2-2.Ubuntuのインストール開始
以下の画面が表示されたら、「インストール/購入」ボタンをクリックします。2-3.Ubuntuの起動
インストールが完了したら「起動」ボタンをクリックし、「Ubuntu」を起動します。スタートメニューからUbuntuを起動する場合
スタートメニューからUbuntuを起動する場合、以下のような「Ubuntu」アイコンをクリックしてください。「Ubuntu」が見つからない場合、「Ubuntu」を検索しててください。
2-4.Ubuntuのセットアップ
以下のように、「Ubuntu」のセットアップが開始されます。しばらく待ちましょう。
Error: 0x8007007eが表示された時は
以下のように「Error: 0x8007007e」が表示された時は、「WSL」がインストールされていません。上記の「1.」の手順を参考に、「WSL」をインストールして下さい。
2-5.ユーザー名の入力
「Ubuntu」で利用するユーザー名を入力します。必ずしもWindowsのユーザー名と一致している必要はありません。
ユーザー名は英数字と一部の記号のみ利用可能です。
ユーザー名を入力したら「エンター」キーを押します。
2-6.パスワードの入力
「2-5.」で指定したユーザーのパスワードを入力します。パスワードを入力したら「エンター」キーを押します。
注意
入力したパスワードは表示されません。キーを押しても何も変化がないように見えますが、実際はちゃんと入力されているので注意してください。
2-7.パスワードの入力
確認のため「2-6.」で入力したパスワードと同じパスワードを入力します。パスワードを入力したら「エンター」キーを押します。
2-8.セットアップ完了
以上でセットアップ完了です。以下のように「Ubuntu」が利用できます。
Ubuntuはどこにインストールされるのか
Ubuntuはどこにインストールされるのか探してみました。ubuntu.exe
実行ファイルの「ubuntu.exe」は、「C:\Program Files\WindowsApps\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_16.0.4.0_x64・・・」フォルダー以下にありました。rootファイルシステム
「Ubuntu」のrootファイルシステムは、「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Packages\CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_・・・\LocalState\rootfs」にありました。注意
Windows側から直接このフォルダー内のファイルにアクセスしないでください。ファイルが壊れます。