アプリのウィンドウごとに異なるiBusの入力ソースを使用するには
アプリのウィンドウごとに異なるiBusの入力ソースを使用する方法です。デフォルトでは、すべてのアプリのウィンドウでユーザーが選択した入力ソースが使用されます。
入力ソースとは、以下の赤枠内に登録した入力ソースのことです。
例えば「gedit」で「Mozc」を選択すれば、他のアプリでも入力ソースに「Mozc」が使用されます。
つまり「gedit」で日本語入力を有効にしている状態で「端末」に切り替えると、「端末」でも日本語入力が有効になっている状態です。
「端末」で日本語を入力する機会は少なく、「端末」では直接入力したいと思うでしょう。
アプリのウィンドウごとに異なる入力ソースを使用すれば、入力ソースの共有を回避することもできます。
1.設定の起動
画面右上のインジケーターをクリックし、表示されるメニューから設定ボタンをクリックします。2.入力ソースのオプションの表示
以下の画面が表示されるので、左側の設定カテゴリー一覧から「地域と言語」をクリックします。「入力ソース」右側にある「オプション」ボタンをクリックします。
3.オプションの選択
以下の画面が表示されるので、「ウィンドウ毎に別のソースを使用可能にする」を選択し、この画面を閉じます。画面下部に表示されているキーボードショートカットで入力ソースの切り替えが可能なので、覚えておくと良いでしょう。
このキーボードショートカットの変更方法は、後述します。
以上で設定完了です。
デフォルトの入力ソースについて
デフォルトの入力ソースは、一番上に登録されている入力ソースになります。日本語入力を行うのに一手間増える
上記の場合「日本語 (OADG 109A)」がデフォルトの入力ソースになるため、「Mozc」で日本語入力を行うには、以下の手順になります。- 「Super + スペース」キーを押して、入力ソースを「日本語 (Mozc)」に切り替える
- 「半角/全角キー」を押して、Mozcの入力モードをひらがなに切り替える
従来の方法では、「1.」の手順が必要ありませんでした。
Mozcの入力モードはすべてのアプリで共有する
「Mozc」の入力モードはすべてのアプリで共有します。つまり「gedit」で「Mozc」の入力モードをひらがなに切り替え日本語入力できる状態にすると、他のアプリのウィンドウでも「Mozc」に切り替えると入力モードがひらがなになります。
入力ソースを切り替えるショートカットキーを変更するには
入力ソースを切り替えるショートカットキーを変更する方法です。1.キーボード画面の表示
以下の画面が表示されるので、左側の設定カテゴリー一覧から「デバイス」をクリックします。2.ショートカットキーの変更
以下の赤枠内のショートカットキーをクリックします。以下の画面が表示されるので、設定したいショートカットキーを押します。