GTK+2をmainからuniverseへ移すために
「GTK+2」を「main」から「universe」へ移すための作業が行われています。対応が必要なパッケージや作業は、以下で確認できます。
簡単に実現できる内容ではないため、「Ubuntu 18.04」での完遂を目標とはしていませんが、将来を見据え作業が行われています。
「GTK+2」に関する提案の詳細は、以下を参照してください。
気になるパッケージ
リストアップされているパッケージの中で気になるパッケージを挙げてみます。mozc-server
日本語入力で使用される「Mozc」ですね。「GTK+3」への移植が提案されています。
gparted
多くのユーザーがお世話になっているパーティション操作アプリですね。「GTK+3」への移植が提案されています。
「GTK+3」への移植は簡単に実現できるものではないので、ディスクイメージから「gparted」を外す提案も行われています。
OpenJDK JRE
「JRE」はJavaのランタイム環境であり、Javaアプリを起動する時に使用します。以下のパッケージが該当します。
- openjdk-8-jre
- openjdk-9-jre
- openjdk-10-jre
nvidia-settings
「nvidia-settings」は、NVIDIA製のGPUの設定を変更するツールです。「nvidia-settings」はすでに「GTK+3」に移植されており、「GTK+3」でのみビルドすれば本件に対応できそう、とのことです。