デフォルトのミュージックプレーヤーをLollypopに変更する提案
デフォルトのミュージックプレーヤーを「Rhythmbox」から「Lollypop」に変更する提案が出されています。「Lollypop」は「GNOME」向けにデザインされたミュージックプレーヤーです。
「Ubuntu」だけでなく他のディストリビューションでも利用可能です。
Lollypopが提供する機能
「Lollypop」が提供する機能の一部を紹介します。- アーティストやトラック情報、歌詞をウェブから取得して表示する
- ジャンルやアーティスト、アルバムによる分類など、直感的な音楽コレクションのブラウジング
- mp3、mp4、ogg、flacといった多くのオーディオフォーマットの再生をサポート
- Last.fmやiTunes、Spotifyからアートワークを自動ダウンロード
- AndroidデバイスなどMTPデバイスと音楽を同期する
- フルスクリーン表示
- 再生する音楽を自動的に選択するパーティーモード
- ReplayGainのサポート
- アーティスト、アルバム、タイトルで音楽を検索
提案理由
「Lollypop」の提案理由に、以下を挙げています。- 品質が安定しており、今までに一度もクラッシュしたことがない
- GNOME Shellの検索機能と統合されている
- モダンなGTK3で作られている
- UIのデザインが素晴らしい
- 動作が軽快で反応性が良い
また「Rhythmbox」は頻繁にクラッシュする点も理由に挙げられています。
Ubuntu 18.04では厳しいか
現状「Lollypop」は「Ubuntu」及び「Debian」のリポジトリーに配置されていません。また以前行われた「Ubuntu 18.04デフォルトアプリアンケート」の結果、「Rhythmbox」が「Lollypop」を上回る得票数を得ています。
加えて「Rhythmbox」を好むコメントも多く、少なくとも「Ubuntu 18.04」でミュージックプレーヤーの切り替えは難しそうです。