VirtualBox 5.2.6がリリースされました
2018年1月15日に「VirtualBox 5.2.6」がリリースされました。リリース情報
今回のリリースはメンテナンスリリースなので、不具合の修正が主な変更点になります。- 変更点:Changelog for VirtualBox 5.2
- ダウンロード:Download VirtualBox
- マニュアル:Documentation
いくつか変更点をピックアップします。
LinuxゲストOSで3Dアクセラレーションが正常に動作しない問題
LinuxゲストOSで3Dアクセラレーションが正常に動作しない問題があります。予め以下よりアップデートされた「Guest Additions」のディスクイメージをダウンロードし、このディスクイメージをマウントしてLinuxゲストOSに「Guest Additions」をインストールしてください。
また上記の「Guest Additions」をインストールする前に「Linux」をインストールした仮想マシンを起動する場合は、事前に3Dアクセラレーションを無効にしておきましょう。
3Dアクセラレーションの設定は、各仮想マシンの設定から変更できます。
Xfce環境でミニツールバーのアクセスに関する問題の修正
Xfce環境でミニツールバーのアクセスに関する問題の修正されています。macOSゲストで音声の録音と再生が可能に
macOSゲストで音声の録音と再生が可能になりました。その他の改善
- ホストの画面解像度変更時、画面が壊れる問題が修正されました。
- Windows 7以降のゲストOSをインストールする仮想マシン作成時、仮想ディスクのサイズの初期値が増やされました。
- 高解像度の画面解像度時にUIに関する表示が改善されました。
VirtualBoxのアップデート
VirtualBoxのリポジトリーを利用している人は、「ソフトウェアの更新」から「VirtualBox 5.2.6」にアップデートできます。注意
「VirtualBox」をアップデートする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないか確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップデートを行うと、アップデートに失敗します。
VirtualBox拡張パックのインストール
「VirtualBox」アップデート後に「VirtualBox」を起動すると、VirtualBox拡張パックのインストールが促されます。VirtualBox拡張パックをインストールすると、USB 3.0ホストコントローラーの利用など、VirtualBoxで利用できる機能が増えます。
画面の案内に従い、VirtualBox拡張パックをインストールしておきます。
ライセンス画面は一番下までスクロールしないと(ライセンスを読まないと)、次の画面に移れません。
パスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は
VirtualBox拡張パックのインストールが促されない時は、「ファイル」メニューを開き「アップデートを確認」をクリックしてください。自分でVirtualBox拡張パックをインストールする場合、「VirtualBox 5.2.0をインストールするには・Guest Additionsをインストールするには」を参考にしてください。
VirtualBox拡張パックのインストーラー削除
VirtualBox拡張パックインストール後、以下のようにVirtualBox拡張パックのインストーラーの削除画面が表示されます。一度インストールすればインストーラーは不要なので、「削除」ボタンをクリックして削除すると良いでしょう。
VirtualBoxを新規にインストールする場合
「VirtualBox」を新規にインストールする場合は、「VirtualBox 5.2.0をインストールするには・Guest Additionsをインストールするには」を参考にしてください。Ubuntu 17.10を利用している場合
「Ubuntu 17.10」を利用している場合、「開発コード(略名)」が「artful」になるためコマンドの入力内容に注意してください。Guest Additionsをインストールしておく
仮想マシンに「Ubuntu」をインストールした後や「VirtualBox」をアップデートした後は、忘れずに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。Guest Additionsのインストール方法
「Guest Additions」のインストール方法は、以下を参照してください。Guest Additionsのインストール確認
「Guest Additions」のインストール状況は、「セッション情報」から確認できます。必要に応じて3Dアクセラレーションを有効にしておく
ゲストOSが「Unity」などOpenGLを利用する場合、仮想マシンの描画パフォーマンスが十分に出ないことがあります。その場合仮想マシンの設定で3Dアクセラレーションを有効にすると、パフォーマンスが改善されます。