Build 17618のWSLに関する変更点
2018年3月7日にリリースされた「Build 17618」の「WSL」に関する変更の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
「WSL」及びLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。
- WindowsストアからUbuntuをインストールするには
- WindowsストアからopenSUSE Leap 42をインストールするには
- WindowsストアからSUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Windows Server 2016にUbuntuをインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。今回コンソールに関する変更点はありません。
WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.pseudoconsoleの導入
NTとの相互運用性改善のため、pseudoconsoleが導入されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
- Clear-Host doesn't work in PowerShell on WSL
- Input not registering when running an interactive batch script from Bash
- Cannot read keys (from Windows exe)
- Tab completion in cmd.exe broken inside Bash
- node.exe via WSL fails with EINVAL on uv_pipe_open
- TTY issue when running Win32 process from WSL
2.lxrun.exeによるディストリビューションのインストールが非推奨に
以前のインストール方法である「lxrun.exe」によるディストリビューションのインストール方法が非推奨になりました。現在サポートされているインストール方法は、「Microsoft Store(Windowsストア)」からディストリビューションをインストールする方法です。
「Microsoft Store(Windowsストア)」からディストリビューションをインストールする方法は、上記のリンクを参照してください。