Build 17692のWSLに関する変更点
2018年6月14日にリリースされた「Build 17692」の「WSL」に関する変更の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
「WSL」及びLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。
- Ubuntu 16.04をインストールするには
- Ubuntu 18.04をインストールするには
- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
- Windows Server 2016にUbuntu 16.04をインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。今回コンソールに関する変更点はありません。
WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.文字のアンエスケープ
私用領域にある文字の内、エスケープされた文字に対応した文字のみアンエスケープするようになりました。これは「DrvFs」が対象です。
WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.スペースを含むパスの扱い修正
エクスプローラーのコンテキストメニューから「WSL/Linux」を起動する際、ディレクトリーのパスにスペースが含まれていても正常に動作するようになりました。2.キャッシュメンテナンス操作のエミュレーション
キャッシュメンテナンス操作のエミュレーションにより、「dotnet」で発生していた問題が解消されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。