NVIDIA PRIMEのテスト呼び掛け
現在開発中の「Ubuntu 18.10」及びリリース済みの「Ubuntu 18.04」にて、「NVIDIA PRIME(ドライバー)」のテストが呼び掛けられています。「Intel CPU内蔵GPU + NVIDIA GPU」のハイブリッドグラフィックス環境が対象です。
不具合の内容
以下の「logind」の変更と「Ubuntu」がディスプレイマネージャーを「LightDM」から「GDM3」へ変更したことにより、「NVIDIA PRIME」が期待通りに動作しない問題が発生していました。不具合の詳細は、以下を参照してください。
不具合の内容は主に以下の2つです。
- 省電力プロファイルを有効にし「dGPU」をオフにしても、消費電力が減らない
- PCを再起動しないと、電力プロファイルの切り替えが有効にならない
「dGPU(discrete GPU)」は、外部GPUのことです。
つまり「NVIDIA GPU」を指します。
不具合の修正とバックポート
本不具合の修正はすでに行われており、テスト用のソフトウェアがアップロードされています。ハイブリッドグラフィックスのPCを所有しており、「Ubuntu 18.04」や「Ubuntu 18.10」でテストに協力できる人はテストに参加すると良いでしょう。
ユーザーのテストの結果、特に問題がなければ修正が「Ubuntu 18.10」に反映されます。
またすでにリリース済みの「Ubuntu 18.04」に対しても、「SRU」という手続きを通じユーザーにアップデートが提供される予定です。
いずれにしてもユーザーに修正を提供するには、ユーザーからのテスト協力が必要不可欠です。
LightDMとSDDM
「LightDM」と「SDDM」向けの修正はまだ行われておりません。今後修正作業が行われる予定です。