フリーソフトウェアのみのオプション
「Ubuntu」起動時にブートメニューで「フリーソフトウェアのみ」のオプションを指定することができます。このオプションを利用しているユーザーがいるかどうか、以下でトピックが立てられています。
このオプションはインストールオプションです。
このオプションの使い方は、以下を参照してください。
restricted及びmultiverseの無効化
「フリーソフトウェアのみ」を選択すると、「debian-installer」の早い段階で「restricted」及び「multiverse」リポジトリーを無効化します。つまり「restricted」及び「multiverse」に配置されているプロプライエタリーソフトウェアのインストールを回避できます。
フリーソフトウェアの基準に合うソフトウェアのみで「Ubuntu」のソフトウェアを構成したい人向けの機能です。
意図通りに動作しない
ベンダーから提供されたバイナリーを含むマイクロコードやファームウェアのパッケージのインストールを避けるには、「フリーソフトウェアのみ」を選択していても必ずしもうまく行くとは限りません。またアップデートされたマイクロコードやファームウェアの中には、Spectreなど脆弱性の影響を軽減するために必要なものもあります。
加えてこのオプションはAPTに対する設定であり、現状Snapに対しては動作しません。
Snapはプロプライエタリーソフトウェアも提供しており、「フリーソフトウェア」の基準に合わないソフトウェアも存在しています。
そのためこのオプションをSnapにも適用する作業が必要になります。
このオプション必要?
このオプションを必要とする人がいなければ、上記の問題を解消する対応作業が必要なくなるでしょう。現状コメントを見る限り、このオプションを使っている人や、使っていないけど必要だと考えている人が多いですね。