Mir 1.1.2がリリースされました
2019年3月12日、「Mir 1.1.2」がリリースされました。Mirとは
「Mir」は次世代のディスプレイサーバーです。デスクトップやモバイルデバイス、そしてIoTまで、幅広い分野をサポートするディスプレイサーバーです。
デスクトップPCから見れば、既存のXサーバーを置き換えるソフトウェアになります。
「Mir」に関する詳細は、以下を参照してください。
- 公式サイト:Mir Display Server
- ユーザー向けドキュメント:Getting and Using Mir
- 開発者向けドキュメント:Welcome to Mir
- GitHub:MirServer/mir
- コミュニティー:Mir category
Mir 1.1.2の変更点
「Mir 1.1.2」の変更点です。「Mir 1.1.2」はメンテナンスリリースであり、小規模な変更に留まっています。
改良点
ビルド時に致命的なコンパイル警告を無効にするオプションが追加されました。「glibc」の代わりに「Musl」を利用している環境で発生するビルドに関する問題が修正されました。
不具合の修正
DRMデバイスがPCIバスに接続されていないシステムでMirの起動に失敗する問題が修正されました。- mir-kiosk --edge does not start on Rpi3
- Failed to find platform for current system when starting mir-kiosk
「MIR_MESA_KMS_DISABLE_MODESET_PROBE」の設定は「drmCheckModesettingSupported()」から返ってきた「ENOSYS」の結果を上書きします。
この作業は「postmarketOS」など一部のプラットフォーム上で動作する「libdrm」で必要となる作業です。