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Mir その77 - Mirがサポートするグラフィックプラットフォーム

Mirがサポートするグラフィックプラットフォーム

「Mir」がサポートするグラフィックプラットフォームに関する情報が以下で紹介されています。


  • Mir graphics support

Mirとは 

「Mir」は次世代のディスプレイサーバーです。
デスクトップやモバイルデバイス、そしてIoTまで、幅広い分野をサポートするディスプレイサーバーです。
デスクトップPCから見れば、既存のXサーバーを置き換えるソフトウェアになります。
「Mir」に関する詳細は、以下を参照してください。

  • 公式サイト:Mir Display Server
  • ユーザー向けドキュメント:Getting and Using Mir
  • 開発者向けドキュメント:Welcome to Mir
  • GitHub:MirServer/mir 
  • コミュニティー:Mir category

実行時にモジュールを読み込む

「Mir」は、実行時に読み込み可能なモジュールを利用してグラフィックプラットフォームや入力プラットフォームをサポートしています。
これにより「Mir」上で構築されたアプリケーションは、幅広いグラフィックスタックで動作できるようになっています。

このプラットフォームは「Mir」によって提供されるプラットフォームだけでなく、サードパーティーによる開発も可能で、サードパーティー製のプラットフォームも存在しています。

mesa-kms

最も幅広く利用されそしてテストされているプラットフォームは、「mesa-kms」です。
「mesa-kms」は、オープンソースのグラフィックドライバーを提供する「Mesa」との組み合わせで動作し、Intel GPUベースのデスクトップや様々なSBC及びデバイスで使用されます。

グラフィックプラットフォーム一覧

「Mir」はサポートするグラフィックプラットフォームの概要一覧です。

プラットフォーム 状態 概要
mesa-kms リリース済み オープンソースMesaドライバーとの組み合わせで動作
(Mirでテスト済みのドライバーと未テストのドライバーがあるが、それらのドライバーも原則動作するはず)
mesa-x11 リリース済み Mir-on-X11環境を提供(主に開発向け)
eglstream-kms リリース済み NVIDIA GPUドライバーとの組み合わせで動作
android リリース済み Androidドライバー向け
(一般的にAndroidドライバーのみ提供されるスマフォ向け)
UBportsがlibhybrisコンテナーとの組み合わせで開発・利用
dispmanx 開発中 BroadcomプロプライエタリーDispmanX APIとの組み合わせで動作
wayland 開発中 Mir-on-Wayland環境を提供
ネストになったコンポジターや開発向け

それぞれのプラットフォームは、システムにインストールされている「Linux kernel」やユーザースペースドライバーに依存します。
それぞれに適切な「Linux kernel」やユーザースペースドライバーが必要です。
「Mir」は起動時に上記のプラットフォームがサポートされているかチェックし、サポートされているプラットフォームの中から最善のプラットフォームを選択します。

ハードウェアとドライバーの選択

「Mir」を使用するシステムを構築する場合、「Mir」と互換性のあるハードウェアやドライバーが用意できているか確認するだけでなく、 アプリケーションに関しても確認する必要があります。

アプリが3Dやビデオアクセラレーションを要求する例

例えばアプリが3Dやビデオアクセラレーションを使用する場合、用意したハードウェアやドライバー上でアプリが必要とするそれらの機能がサポートされているか確認する必要があります。
(アプリはそれらの機能をライブラリー経由で利用する可能性もあります。)

この時オープンソースのドライバーとプロプライエタリ―のドライバーでは、サポートしている機能に違いがあるでしょう。
特に動画のデコードには、グラフィックプラットフォームによって様々な違いが出てくるでしょう。

Waylandとドライバー

アプリケーションが「Wayland」を使用する場合、ドライバーによっては動作に必要な機能を利用できないケースもあります。
例えば「Ubuntu 18.04」では、「intel-vaapi-driver」は「Wayland」で利用できません。
この問題は最近のバージョンで修正されていますが、「core18」Snaps側で修正が必要になるかも知れません。

XWaylandとドライバー

「Wayland」をサポートせず「XWayland」上で動作するアプリでは、「XWayland」を通じてGLアクセラレーションのサポートが行われますが、これはグラフィックドライバーに依存するため、より大きな制約がかかります。
「Mesa」が提供するIntel GPUドライバーでは動作しますが、それ以外のドライバーでは修正が必要です。

ハードウェアの例

上記リンク先では、以下のハードウェアでの例が掲載されています。

  1. Raspberry Pi 3(GPU:VideoCore IV)
  2. i.MX6(GPU:Vivante GCシリーズ)
  3. i.MX8(GPU:Vivante GC7000) 

Mir
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