Ubuntu 20.04 LTSの開発コード
「Ubuntu」では、各バージョンごとに開発コードが付けられています。これら開発コードには命名ルールがあり、「〜(形容詞)な動物」で開発コードが付けられています。
「Ubuntu 20.04 LTS」の開発コードが決まりました
「Ubuntu 20.04 LTS」の開発コードは、「Focal Fossa」です。
フレーバーでも同様にこの開発コードが使用されます。
Ubuntuのバージョンと開発コードの対応表
「Ubuntuのバージョンと開発コードの対応表」を更新しました。Ubuntu 20.04 LTSは長期サポート版
「Ubuntu」では2年に一度、5年間の無償サポートを提供する長期サポート版(LTS)をリリースしています。加えてLTS版は、さらにサポート期間を延長するEMSの対象になります。
前回のLTS版は2018年4月にリリースされた「Ubuntu 18.04 LTS」であり、2020年4月にリリースされる「Ubuntu 20.04 LTS」は、2年に一度のリリースにあたります。
つまり「Ubuntu 20.04 LTS」はLTS版としてリリースされます。
フレーバのサポート期間はフレーバーごとに異なる
フレーバのサポート期間はフレーバーごとに異なります。多くのフレーバーではLTS版に3年間のサポートを提供しています。
Ubuntu 18.04 LTSから直接アップグレード可能に
LTS版から次のLTS版への直接的なアップグレードが提供されるため、「Ubuntu 18.04 LTS」から「Ubuntu 20.04 LTS」へ直接アップグレードできるようになります。ただしアップグレード可能になる時期は「Ubuntu 20.04 LTS」リリース直後ではなく、ポイントリリースが行われる「Ubuntu 20.04.1 LTS」以降になるものと思われます。
今までの慣習に従えば「Ubuntu 20.04.1 LTS」は、2020年の7月から8月頃のリリースになります。
つまり「Ubuntu 18.04 LTS」ユーザーは2020年の夏頃に「Ubuntu 20.04 LTS」へアップグレードできるようになるでしょう。
とはいえ「Ubuntu 20.04 LTS」の開発はまだ始まっていませんし、今後詳細な情報が明らかになっていきます。
リリーススケジュール
「Ubuntu 20.04 LTS」のリリーススケジュールです。現状リリーススケジュールはドラフト版であり、今後日程が変更される可能性があります。
日付 | マイルストーン |
---|---|
2020年1月9日 | Ubuntuテスト週間(任意) |
2020年2月27日 | FeatureFreeze |
2020年3月5日 | Ubuntuテスト週間(任意) |
2020年4月2日 | Ubuntu 20.04 LTS β版リリース |
2020年4月16日 | Ubuntu 20.04 LTS RC版リリース |
2020年4月23日 | Ubuntu 20.04 LTS リリース |
フレーバーも同じ日程で作業が進められます。