Mir 2.1.0がリリースされました
2020年9月28日、「Mir 2.1.0」がリリースされました。前回のリリースから約2ヶ月ぶりのリリースとなり、様々な改良や不具合の修正が行われています。
詳細は上記リリースアナウンスを参照してください。
主な変更点を紹介します。
Waylandのサポート改善
レンダリングオプションを追加したクライアントが提供されるようになりました。この機能は「Raspberry Pi 4」で発生する以下の不具合修正に役立てられています。
プラットフォームのサポート改善
プラットフォームの改善により、「Raspberry Pi 4」上で「Mir」が動作するようになりました。また「Mir-on-Wayland」プラットフォームでパフォーマンスが低くなる問題が解消されました。
X11アプリのサポート改善
「Xwayland」経由で実行されるX11アプリのサポートが改善されました。また「egmde-confined-desktop」といった「Confined Shell」にX11アプリが含まれるようになりました。
Mirとは
「Mir」は次世代のディスプレイサーバーです。デスクトップやモバイルデバイス、そしてIoTまで、幅広い分野をサポートするディスプレイサーバーです。
デスクトップPCから見れば、既存のXサーバーを置き換えるソフトウェア(Wayland)になります。
「Mir」に関する詳細は、以下を参照してください。
- 公式サイト:Mir Display Server
- ユーザー向けドキュメント:Getting and Using Mir
- 開発者向けドキュメント:Welcome to Mir
- GitHub:MirServer/mir
- コミュニティー:Mir category
MirをUbuntuにインストールするには
「Mir」を「Ubuntu」にインストールする方法は、以下を参照してください。「PPA」経由で最新版の「Mir」をインストールできます。
「Mir」の「PPA」には3種類の「PPA」がありますが、以下の「PPA」がリリース版の「PPA」になります。