アップグレード環境でもUsr-mergeへ移行する計画
「Ubuntu 21.04」では、アップグレード環境でも「Usr-merge」への移行が検討されています。
Usr-merge
「Usr-merge」は、「/bin」や「/sbin」といったディレクトリーを「/usr」以下のディレクトリーと統合する方針です。
例えば「/bin」は「/usr/bin」へのシンボリックリンクになっています。
「Ubuntu」では「Ubuntu 19.04」ですでに「Usr-merge」が導入されており、「Ubuntu」をクリーンインストールした環境では「Usr-merge」が有効になっています。
ただし「Usr-merge」が導入されていない「Ubuntu」から「Usr-merge」が導入された「Ubuntu」へアップグレードした環境では、「Usr-merge」は有効になっていません。
Usr-mergeへの移行する時期ではないか
「Usr-merge」への移行は「usrmerge」パッケージで実現されます。「Ubuntu 21.04」でこのパッケージを「ubuntu-minimal」といったパッケージの必須(Required)パッケージに指定し、「Usr-merge」への移行が実現されます。