WSL 0.61.4の新機能と変更点
2022年6月24日にリリースされた「WSL 0.61.4」の新機能と変更点をピックアップします。ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。1.クイックアクセスアイコンのサポート改善
WSLコンポーネントがインストールされていなくても「Explorer」で「WSL」のクイックアクセスアイコンがサポートされました。2.Linuxシェルをここに開く機能の改善
WSLコンポーネントがインストールされていなくても「Explorer」の「Shift + 右クリック」により表示されるコンテキストメニューで、「Open Linux shell here(Linuxシェルをここに開く)」オプションがサポートされました。3.WSLgアイコンの削除
Linuxディストリビューションをアンインストールした時に、「WSLg」アイコンを削除するようになりました。4.WSLg環境変数のサポート改善
「WSLg」の環境変数が「init」及びすべての子プロセスに追加されるようになりました。5.ツールチェインのアップデート
コンパイラーツールチェインが「LLVM 14」及び「musl v1.2.3」へアップデートされました。6.xzアーカイブのサポート
「WSL 2」の「wsl.exe --import」でxzアーカイブがサポートされました。7.--shell-typeコマンド
「wsl.exe」及び「wslg.exe」に「--shell-type」コマンドのヘルプが追加されました。8.WSLgのアップデート
「WSLg」が「WSLg 1.0.39」にアップデートされました。- システムディストリビューションである「CBL-Mariner」が「CBL-Mariner 2.0」にアップデートされました。
- クリップボードデータ転送時のAdd/Remveイベントソースが最適化されました。
- RDPクライアントプラグインにプログラムメニューを削除するAPIが追加されました。
- システムディストリビューションのランタイムの依存関係にe2fsprogsが追加されました。
- ウィンドウを更新する前にウィンドウのZオーダーリストをRDPクライアントに送信するようになりました。
9.MSRDCのアップデート
「MSRDC」が「MSRDC 1.2.3213」にアップデートされました。「TS_PROP_IS_OOB_CLIENT」が不適切に設定される問題が修正されています。