NVIDIA GPUドライバーが自動削除の対象になってしまう不具合
「Ubuntu 20.04 LTS」から「Ubuntu 22.04 LTS」へアップグレードすると、プロプライエタリーなNVIDIA GPUドライバーが自動削除の対象になってしまう不具合が報告されています。不具合報告
本件に関する不具合報告は、以下を参照してください。自動削除実行時にNVIDIA GPUドライバーが削除されてしまうため、OSが正常に起動しなくなる可能性があります。
すでに不具合は修正されており、今後修正されたアップグレードツールがリリースされる予定です。
アップグレード可能な時期は、Ubuntu 22.04.1 LTSリリース後
以前も紹介しましたが、「Ubuntu 20.04 LTS」から「Ubuntu 22.04 LTS」へアップグレード可能な時期は、「Ubuntu 22.04.1 LTS」のリリース後になります。「Ubuntu 22.04.1 LTS」は、2022年8月4日にリリースされる予定です。
日本時間では+1日程度見ておきましょう。
またはやる気持ちは分かりますが、公式にアップグレードのアナウンスが出るまで、アップグレードは控えましょう。
-dオプションは危険
公式にアップグレードのアナウンスが出る前にアップグレードする方法として、以下のような情報を見つけることがあるでしょう。- update-manager -d
- do-release-upgrade -d
これらはアップグレードのテストやそれに関わる開発者向けの機能であり、カジュアルユーザーが気軽に実行するものではありません。
上記のようにカジュアルユーザーでは対処が難しい不具合に遭遇することもありますので、公式にアップグレードのアナウンスが出るまで、アップグレードは待ちましょう。