Snapパッケージ版の.NET 7.0をインストールするには
Snapパッケージで提供される「.NET 7.0」を「Ubuntu」にインストールする方法です。
リリース情報
「.NET 7.0」のリリース情報は、以下を参照してください。
作業上の留意点
「.NET」のインストール作業を「端末」で行う場合、以下の点に留意してください。コマンドを端末に貼り付けるには
コピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
SDKとランタイムについて
「.NET」では、以下のSDKとランタイムを提供しています。- .NET SDK
- .NET ランタイム
1..NET SDK
「.NET」上で動作するアプリを開発するユーザーは、「.NET SDK」をインストールしてください。「.NET SDK」には「.NET ランタイム」が含まれているため、別途「.NET ランタイム」をインストールする必要はありません。
2..NET ランタイム
「.NET」上で動作するアプリを利用するユーザーは、「.NET ランタイム」をインストールしてください。Snapとは
「Snap」は特定のLinuxディストリビューションに依存せずにソフトウェアを配布及び利用できるようにする仕組みです。システムに影響を与えない
Snapパッケージは隔離された環境にソフトウェアを配置するため、他のソフトウェアや既存のシステムに影響を与えることなくソフトウェアのインストールや利用が可能です。またもしソフトウェアで不具合などの問題が発生すれば、以前のバージョンにロールバックする機能も備えています。
Snapの利用方法
「Snap」の利用方法は、以下を参照してください。各OSごとに「Snap」を利用する方法が紹介されています。
「Snap」をサポートしているLinuxディストリビューションなら、同様の方法で「Snap」パッケージで提供される「.NET 6」をインストールできます。
Ubuntuではデフォルトで利用可能
「Ubuntu」にはデフォルトで「Snap」がインストールされています。またデフォルトでインストールされている「Ubuntu Software」から、Snapパッケージ(Snapアプリ)の検索やインストールが可能です。
ここでは例として「Ubuntu」にSnapパッケージ版「.NET 7.0」をインストールしますが、「Ubuntu」だけでなく「Debian」「Fedora」「Arch Linux」「openSUSE」など、様々なOSでSnapパッケージ版「.NET 7.0」をインストールできます。
Snap Storeからインストール
Snapパッケージ版「.NET 7.0」は、「Snap Store」からインストールします。.NET SDK
.NET ランタイム
チャンネルについて
Snapパッケージ版「.NET」では、最新安定版をインストールする「latest/stable」チャンネルなど複数のチャンネルを提供しています。他にもβ版や開発版を提供するチャンネルもあります。
目的に沿ったチャンネルを選択してください。
1.NET SDKのインストール
「Ubuntu Software」は「Snap Store」に対応しているため、「Ubuntu Software」から直接Snapパッケージ版「.NET SDK」をインストールできます。1-1..NET SDKの検索
「Ubuntu Software」を起動し、以下のように「.NET SDK」を検索します。以下のように「.NET Core SDK」が見つかるので、「.NET Core SDK」をクリックします。
1-2..NET SDKのインストール
以下の画面が表示されるので、「インストール」ボタンをクリックして「.NET Core SDK」をインストールします。チャンネルを選択するには
画面上部の「チャンネル」から、インストールする「.NET Core SDK」のチャンネルやバージョンを確認できます。2.NET ランタイムのインストール
「Ubuntu Software」は「Snap Store」に対応しているため、「Ubuntu Software」から直接Snapパッケージ版「.NET ランタイム」をインストールできます。2-1..NET ランタイムの検索
「Ubuntu Software」を起動し、以下のように「.NET ランタイム」を検索します。以下のように「dotnet-runtime-70」が見つかるので、「dotnet-runtime-70」をクリックします。