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WSL その261 - WSL 1.1.7の新機能と変更点

WSL 1.1.7の新機能と変更点

2023年4月4日にリリースされた「WSL 1.1.7」の新機能と変更点をピックアップします。


ストアアプリケーション版WSL

ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。

  • Microsoft StoreからWSLをインストール可能に・Microsoft StoreからWSLをインストールするには

リリースノート

リリースノートは以下を参照してください。

  • Release Notes for Windows Subsystem for Linux in the Microsoft Store

WSLの変更点

「WSL」の変更点をいくつか紹介します。

1.競合状態の修正

wslhostのCOMサーバーにあるクラッシュを回避するロジックで、競合状態が発生する不具合が修正されました。

2.カーネルコマンドラインの修正

カーネルコマンドラインから「cgroup_no_v1=all」が削除されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • mount cgroup v2 error (Docker)

3.エラーメッセージの削除

未使用の「WSL_E_PACKAGE_UPGRADE_AVAILABLE」エラーメッセージが削除されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • Error: 0x80040326 when opening WSL on Windows 11

4.エラーメッセージの改善

レジストリーキーの読み込みでエラーが発生した時に、対処方法を含むエラーメッセージが提供されるようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • After installing latest WSL, get Wsl/E_ACCESSDENIED when trying to start/use WSL

5.vmmemWSLの使用率軽減

ページレポートの構成方法が見直されました。
これにより新しいバージョンのWindowsでvmmemWSLの使用率が軽減されました。

6.wsl2.pageReportingOrderの削除

以下の設定ファイルから「wsl2.pageReportingOrder」オプションが削除されました。

  • %userprofile%\.wslconfig

7.パッケージの再登録

wslserviceとの通信時にCOMクラスの生成に失敗した場合、パッケージを再登録するようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • WSL update crashed Windows error after reboot Class not registered Error code: Wsl/0x80040154

8.bond/dummy/fb_tunnelアダプターの削除

カーネルコマンドライン経由で「bond」「dummy」「fb_tunnel」アダプターが削除されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • Unnecessary network devices created

9./run/userのマウント

名前空間をフォークする前に、「/run/user」を「//wsl/user」へバインドマウントするようになりました。

10./run/user/をoverlayfsに

ユーザーが「/run/user/」フォルダーに書き込めるようにするため、「overlayfs」で作成されるようになりました。

11.systemdの開始待機

マウント名前空間をフォークする前に、「systemd」が起動するまで待つようになりました。

12.WSLgのアップデート

「WSLg」が「WSLg 1.0.51」にアップデートされました。

  • Release 1.0.51

「msrdc」のアップデートが必要になりますが、WSLgアプリアイコンをタスクバーにピン留めできるようになりました。

Linux kernelのアップデート

「Microsoft.WSL.Kernel」が「6.1.21.1」へアップデートされました。

  • linux-msft-wsl-6.1.21.1

これにより安定版カーネル「6.1.21」にアップデートされました。

1.vpciパッチのチリ込み

ツリー外だった「vpci」パッチがアップストリームから含まれるようになりました。

2.vsockパッチのチリ込み

ツリー外だった「vsock」パッチがアップストリームから含まれるようになりました。

3.Anonymous VMA Nameのサポート

「ANON_VMA_NAME」により「Anonymous VMA Name」のサポートが有効になりました。

4.devtmpfsのサポート改善

「DEVTMPFS_SAFE」により「devtmpfs」で「nosuid」「noexec」のマウントオプションが利用可能になりました。

5.Register zeroing on function exitの有効化

「ZERO_CALL_USED_REGS」により「Register zeroing on function exit」が有効化されました。

6.マッピングのチェック有効化

「PAGE_TABLE_CHECK」によりユーザーページテーブルの無効なマッピングのチェックが有効になりました。

7.Kernel Function Probeの有効化

「FPROBE」により「Kernel Function Probe」が有効化されました。

WSL
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