次期KDE環境の開発状況
2023年12月1日、以下で次期KDE環境の開発状況が紹介されました。次期KDE環境
次期KDE環境は2024年の2月にリリースされる予定です。次期KDE環境のリリーススケジュールは、以下を参照してください。
KDE Plasma 6
「KDE Plasma 6」の変更点や改善点です。1. 壁紙設定画面の追加
「システム設定」に壁紙設定画面が追加されました。2. Night Lightの改善
「システム設定」の「Night Light」設定画面が改善され、ディスプレイの色温度の設定期間がグラフィカルに表示されるようになりました。3. マウスポインタをシェイクして見つける機能の追加
「macOS」のアクセシビリティー機能の一つに「マウスポインタをシェイクして見つける」機能があります。「KDE Plasma 6」でもこれと同様のアクセシビリティー機能が追加されました。
この機能はデフォルトで無効になっており、有効にするには「システム設定」の「デスクトップ効果」から有効にしてください。
4. アーカイブの展開機能の改善
圧縮アーカイブを右クリックして表示されるコンテキストメニューに、「ここに展開してアーカイブを削除する」項目が追加されました。また常にアーカイブ内のサブフォルダーの自動検出機能が有効になりました。
5. パネルの自動非表示の改善
パネルの自動非表示機能が改善され、スクリーンエッジ効果の遅延設定に従うようになりました。6. グロー効果の改善
カーソルをスクリーンの端や角に近づけた時に表示されるグロー効果に、システムのアクセントカラーが使用されるようになりました。7. モーフィングポップアップ効果の改善
モーフィングポップアップ効果がよりスムーズに、そして高速にアニメーションするようになりました。KRunner
「KRunner」はキーボードベースで操作するランチャーです。1. 視覚的なフィードバックの改善
「KRunner」やオーバービューなど「KRunner」を利用した検索結果で、アイテムをクリックした時の視覚的なフィードバックが改善され、見やすくなりました。Kate
「Kate」はシンプルにも多機能にも活用できるテキストエディターです。1. ドラッグ&ドロップの改善
ツールビューやサイドバーで、各アイテムをドラッグ&ドロップできるようになりました。Discover
「Discover」の変更点や改善点です。「Discover」はアプリのインストールやアップデートなど、アプリを管理するためのアプリです。
1. 最新アプリを紹介するセクションの追加
バックエンドのデフォルトが「Flatpak」や「Snap」に設定されている場合、新しく公開されたアプリと最近アップデートされたアプリを紹介するセクションが追加されました。APTなどOSのリポジトリーがデフォルトのバックエンドになっている場合でも、同セクションを追加する計画があります。
ただしアプリの更新日がパッケージの更新日になってしまうことと、古いバージョンを継続的にメンテナンスするLinuxディストリビューションでは同セクションが役に立たないため、この作業は保留中になっています。