Linux Mint月刊ニュース
Linux Mint 開発チームは、Linux Mint 月刊ニュースにて Linux Mint の開発状況や取り組みを紹介しています。Cinnamon のデザイン改良
Cinnamon のデザイン改良作業が行われています。これは前回紹介したデフォルトの Cinnamon テーマのデザイン刷新作業です。
デザインの方針
以前のテーマより暗色が強くなり、コントラストが向上しました。またウィンドウの枠は丸みを帯び、アプレットとパネルの間に余白が追加されました。
ダイアログのデザイン
ダイアログのデザインが刷新され、ボタンの間に余白ができ、UIのバランスが向上しました。アプリがフリーズした時のダイアログ
アプリがフリーズした時のダイアログはGTKウィンドウが使われていましたが、Cinnaomn のデザインに沿うように Clutter で書き直されました。OSD
ボリューム調整などメディアボタンが操作された時に表示されるウィンドウは、以前よりもモダンでクリアなデザインに変わりました。ワークスペースの OSD も同様です。
その他デザインの刷新作業が進行中
まだデザインの刷新作業は進行中です。他にも通知やアニメーション、メインメニューなど、作業が継続的に行われています。
今後作業が進むにつれ、そのデザインが紹介される予定です。
Aptkit
Aptkit 及び Captain への移行作業が完了しました。Aptkit 及び Captain へ移行
2024年12月にリリース予定の Linux Mint 22.1 では、aptdaemon や synaptic、gdebi、apturl 等の依存から脱却します。また Aptkit 及び Captain への移行により、以下の利点がもたらされます。
- ローカライズが不十分なままになっている問題の解消
- アップストリームでメンテナンスされていないコンポーネントからの脱却と品質の向上
- 不要なものの削除と不足していたものを追加
廃止予定のソフトウェア
最終的に以下のソフトウェアは廃止される予定です。- Aptdaemon
- mintcommon aptdaemon module
- ubiquity