Lubuntu 25.10 の新機能と変更点
リリースノートから Lubuntu 25.10 の新機能と変更点を紹介します。Lubuntu のリリース情報
Lubuntu 25.10 のリリース情報です。- 公式サイト:Lubuntu
- リリースアナウンス:Lubuntu 25.10 (Questing Quokka) Released!
- リリースノート:ReleaseNotes
LXQt
Lubuntu は LXQt 環境を提供する Ubuntu の公式フレーバーです。LXQt の公式サイトは、以下を参照してください。
公式フレーバー
公式フレーバーは Ubuntu と開発プロセスやリソース、インフラを共有しているUbuntuベースの Linux ディストリビューションであり、Ubuntu ファミリーの一員です。Ubuntu と密接に連携して開発されていますが、公式フレーバーごとにプロジェクトやコミュニティー、そして公式サイトが存在します。
Ubuntu と共通する新機能や変更点、 Lubuntu のディスクイメージのダウンロードは、下記の Ubuntu のリリース情報を参照してください。
Ubuntu のリリース情報
Ubuntu 25.10 のリリース情報は、以下を参照してください。Lubuntu 25.10 のディスクイメージも以下からダウンロード可能です。
Ubuntu 25.10 のリリースノートは、以下を参照してください。
- リリースノート:ReleaseNotes
- リリースノート(日本語):リリースノート
その他 Ubuntu 25.10 の新機能と変更点は、以下を参照してください。
サポート期間
Lubuntu 25.10 は通常リリースであり、9ヶ月の標準(無償)サポート期間が提供されます。Lubuntu 25.10 は2025年10月にリリースされたため、2026年7月までサポートされます。
以前のバージョンからアップグレード可能
以下のバージョンから、直接 Lubuntu 25.10 へアップグレード可能です。- Lubuntu 25.04
アップグレード方法については、以下を参照してください。
安定性と品質の向上
Lubuntu 25.10 は Lubuntu として29回目のリリースなり、デスクトップ環境が LXDE から LXQt に変わってから 15回目のリリースなります。さて Lubuntu 25.10 は安定性と品質の向上に注力したバージョンです。
先を見据えた取り組み
Lubuntu 開発チームは次期バージョンの Lubuntu 26.04 LTS 及びそれ以降のバージョンを見据えた開発を行っています。そのため Lubuntu 25.10 では重大な不具合の修正や、セキュリティーアップデートが主体になります。
LXQt 2.2
Lubuntu 25.10 ではデスクトップ環境に LXQt 2.2 を採用しています。LXQt 2.2 の新機能と変更点は、以下を参照してください。
システム
システムの変更点です。rust-coreutils の導入
従来の GNU coreutils の代わりに、rust-coreutils が導入されました。これは Ubuntu 由来の変更ですので、詳細は上記 Ubuntu の変更点を参照してください。
ちなみに findutils と diffutils は Rust版に置き換わっていません。
find、xargs、diff は GNU coreutils 由来のものが使用されます。
sudo-rs の導入
従来の sudo の代わりに、sudo-rs が導入されました。これも Ubuntu 由来の変更ですので、詳細は上記 Ubuntu の変更点を参照してください。
ちなみに sudo-rs は従来の sudo とは完全な互換性がなく、共通的に使用されていない 従来の sudo の機能は、sudo-rs で対応していません。
例えば現在の環境変数を引き継ぐ -E オプションには対応しておらず、このオプションを使用しているシェルスクリプト等のソフトウェアでは誤動作の原因になるでしょう。
引き続き Xorg を使用
当初の計画では Lubuntu 25.10 で Wayland セッション + Miriway に切り替わる予定でした。しかし残念ながら開発メンバーの大幅な減少によりこの計画は見直され、Lubuntu 25.10 でも Xorg を使用することになりました。
Wayland への移行について
Wayland コンポジターに Miriway を採用する予定でしたが、開発に十分な時間を確保できるメンバーが不足しており、現在の計画では Lubuntu 26.04 LTS で Wayland セッション + Labwc に切り替える計画になっています。Lubuntu としては Miriway の採用を望んでいますが、十分な経験と時間を持つ開発者が現れなければ、実現は困難でしょう。
ぜひ協力を
Lubuntu では Lubuntu の開発に協力してくれる開発者を募集しています。現時点で Lubuntu は事実上メンテナンスモードになってしまっていますが、Lubuntu 開発チームは開発速度を最大まで加速させたいと考えています。
現時点で特に重要なのは、インストーラーが提供するすべての機能の継続的なテストの実施、テスト時に発見された不具合の修正です。
インストーラーは単純なシナリオ(使い方)では安定して動作していますが、今回の手動パーティション構成で発生する不具合や、OEM インストールで発生する不具合など、あまり共通的に使用されないシナリオでは、不具合が見つかるケースもあります。
また Debian のパッケージングにある程度熟練した経験を持つ方は、Lubuntu の開発にとって大きな手助けとなります。
既知の問題
既知の問題です。OEM インストールと初期セットアップ
Lubuntu を OEM インストールする場合、初回のユーザーセットアップウィザードに入れません。この不具合の詳細は、以下を参照してください。
これを回避するには OEM セットアップ環境で端末を起動し、以下のコマンドを実行してください。
sudo apt install calamares
ちなみに OEM インストールはサードパーティー向けの機能であり、一般ユーザーには関係ありません。
スプラッシュ画面に Lubuntu 25.04 と表示される
Lubuntu 起動時のスプラッシュ画面には、グラフィカルな画面でスプラッシュ画面を表示するモードと、テキストベースでスプラッシュ画面を表示するモードがあります。システムが何らかの理由でテキストベースでスプラッシュ画面を表示する場合、その画面に Lubuntu 25.04 と表示されます。
この不具合の詳細は、以下を参照してください。
手動でパーティション構成を決めてインストールすると起動しなくなる
BIOS 環境で PC が起動している状態で、手動でパーティション構成を決めて Lubuntu をインストールする場合、通常の操作で Lubuntu をインストールすると、インストール後の Lubuntu が起動しなくなります。この不具合の詳細は、以下を参照してください。
この問題を回避するには、手動でパーティション構成を決める画面で、デフォルトで選択されていないブートローダーのインストール先を選択してから、再度デフォルトのブートローダーのインストール先を選択してください。
