WSL 2.3.11の新機能と変更点
2024年7月17日、「WSL 2.3.11」がリリースされました。「WSL 2.3.11」の新機能と変更点をピックアップします。
ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの変更点
「WSL」の変更点をいくつか紹介します。1. WSL 設定機能の追加
WSL 設定機能が追加されました。ただし現状はUIからブリッジネットワークモードは選択できません。
2. Linux kernel のメジャーバージョンアップ
Linux kernel 6.6.36.3 に大幅にメジャーバージョンアップしました。これにより以前に比べLinux kernel経由の多数の新機能や改善が取り込まれています。
3. WSLg のアップデート
WSLg 1.0.63 にアップデートされました。4. Microsoft.DXCore.Linux のアップデート
Microsoft.DXCore.Linux 10.0.26100.1-240331-1435.ge-release にアップデートされました。5. wsl コマンドの改善
wsl --manage --move コマンドが改善されました。6. エフェメラルポートの改善
Linuxで使用するエフェメラルポートの範囲が広がりました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。
7. ミラーモードのループバックルーティングの改善
ミラーモードのループバックルーティングが Windows ホスト と Linux Docker/Podman コンテナー間の接続をサポートしました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。
- networkingMode=mirrored makes Podman unable to forward ports
- WSL 2.2: networkingMode=mirrored makes Podman unable to forward ports for Kind cluster
- WSL2 with hostAddressLoopback - docker-ce bridge network unreachable from Windows
- WSL mirrored network Docker container cannot access Windows service
8. エラー処理の改善
bsdtar から出力されたエラーを stderr へ出力するように改善されました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。
また wsl.exe --exec 実行時のエラーメッセージも改善されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。