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Ubuntu mdadm その15 - ブロックの配置方法を決めるRAID 10のデータレイアウトについて

RAID 10のデータレイアウト

  データレイアウトとは、データを保存するデータブロックの配置方法のことです。
  どの物理ボリュームに各ブロックをどのように保存するのか、ユーザーが指定することができます。

  「RAID 10」のデータレイアウトには、以下の種類があります。

  • Near
  • Far
  • Offset

  「RAID 10」ではブロックの配置方法に加え、レプリカ数も同時に指定します。

  レプリカとは

    レプリカとは、データブロックのコピーのことです。
    「RAID 10」は「RAID 1」と「RAID 0」の組み合わせなので、「RAID 1」の部分でレプリカが作成されます。

  レプリカ数とは

    レプリカ数とは、レプリカの数のことです。
    すなわち同じ内容のデータブロックの数のことです。

    例えば「レプリカ数」が「2」だった場合、同じ内容のデータブロックが2つ存在することになります。

  補足

    以下のイメージは、「RAID 10」アレイを「sda」「sdb」「sdc」「sdd」の順番で作成した時のイメージです。
    レプリカ数は「2」です。

Near

  一般的に利用されるデータレイアウトです。
  これにレプリカ数「2」を指定した使い方が多いでしょう。

  言葉が示す通り、レプリカは連続的に配置されます。


Far

  言葉が示す通り、レプリカはなるべく離れた位置に配置されます。
  「Near」と比較しシーケンシャルリードのパフォーマンスに期待できますが、ランダムライトに対しては物理ボリュームのシークタイムに影響を受けやすくなります。


Offset

  「Offset」はレプリカの保存位置を1つずつずらしながら保存します。  
  「Far」の欠点であるランダムライトに対する物理ボリュームのシークタイムの影響を軽減します。

    ただし「Near」や「Far」と比較すると、信頼性が少しだけ落ちます。


NearとFarの組み合わせ

  「Near」と「Far」は組み合わせて利用することができます。
  例えば「Near」のレプリカ数を「2」、「Far」のレプリカ数を「2」にすると、合計4つのレプリカで「RAID 10」を作成することができます。  


どれを選べばよいか

  パフォーマンスを優先するなら「Offset」の選択が良いでしょう。
  そうでなければ、バランスが良い「Near」の選択が良いでしょう。


mdadm
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