kledgeb UbuntuやLinuxの最新情報を紹介

デュアルブート(BIOS Win7 + Ubuntu14.04) その1 - デュアルブートについて・デュアルブート環境を構築する前に・Windows 7をインストールする

デュアルブートについて

  ここではWindows 7とUbuntu 14.04をインストールし、デュアルブートできるようにします。


  環境は以下のとおりです。

  • VirtualBox 4.3.10
  • Windows 7 64bit版
  • Ubuntu 14.04 64bit版(日本語 Remix)
  • 1つのHDD内に複数のパーティションを作成する
  • HDDの容量は100GB

デュアルブート環境を構築する前に

  デュアルブート環境を構築する前にいくつか確認しておく内容があります。

  リカバリー領域について

    メーカー製のPCでWindowsがプリインストールされているモデルの中には、Windowsの修復、もしくは、PCの状態を工場出荷時に戻すためのソフトウェアがインストールされたリカバリー領域が存在します。

    リカバリー領域についてはメーカー及びPCのモデルにより扱いが異なります。
    リカバリー領域があるかどうか事前に調べておきましょう。
    詳細はPCの説明書を参考にしてください。

  リカバリー用のメディアの作成について

    リカバリー領域はパーティションになっており、このリカバリー領域からリカバリー用のメディアを作成することができます。
    パーティションの操作を誤ると面倒なことになるため、必ず事前にリカバリー用のメディアを作成しておきましょう。

    例えばVAIOの場合、以下のように説明されています。

  • リカバリーメディア(リカバリーディスク)を作成する方法・入手する方法

  バックアップについて

    事前に必ずバックアップをとっておいてください。
    パーティションの操作を誤るとHDDのデータが消えてしまいます。

  事前にUbuntuの試用を

    事前にUbuntuが起動するか、インターネットに接続できるかなど、Ubuntuの試用をしておいてください。
    Ubuntuの試用については、以下を参考にしてください。

  1. Ubuntu 14.04を利用する前に・Ubuntu 14.04が動作するPCについて・CPUがPAEに対応しているか調べるには
  2. WindowsでDVDのライブメディアを作成する
  3. WindowsでUSBメモリーのライブメディアを作成する
  4. ライブメディアからUbuntuを起動する・Ubuntuを試しに使ってみる

Windows 7のインストールについて

  デュアルブート環境を構築するにあたり、まずWindows 7からインストールを行います。

  Windows 7からインストールする理由

    これはUbuntuのブートマネージャーである「GRUB2」が、Windowsのブートマネージャーを検出し、起動させることができるためです。
    「GRUB2」はWindowsの環境(存在)を配慮した実装になっています。

    「GRUB2」のWindowsのブートマネージャーの検出は、「GRUB2」がブートメニューを構築する時に自動的に行います。
    「GRUB2」がWindowsの環境を検出すると、そのWindowsを起動する起動項目をブートメニューに追加してくれます。 
     これはユーザーが自分で起動項目の設定や記述を行う必要がないことを意味します。

    従ってデュアルブート環境を構築した後、Windows及びUbuntuの起動は、「GRUB2」から行う方法をおすすめします。
    後からUbuntuをインストールすれば、「GRUB2」が起動するようになります。
 

  GRUB2が起動しなくなった時は

    先にUbuntuをインストールし後からWindowsをインストールした時や、Windowsをアップデートや修復したら「GRUB2」が起動しなくなってしまった時は、「GRUB2」の再インストールを行うことで「GRUB2」が起動するように修復することができます。

   ライブメディアから起動したUbuntuで「Boot Repair」を使用して修復したり、「Grub Customizer」を使用して修復することができます。

    もちろんコマンドで直接修復することも可能です。

Windows 7をインストールする

  Windows 7をインストールします。
  すでにWindows 7をインストールしているなら「Windows 7のパーティション構成を確認する」へ飛んでください。

  注意

    Windows 7のインストール中に何回かPCが再起動されます。
    再起動するタイミングや再起動する回数は、環境により異なります。

    また再起動した後は、インストールの途中でもWindows 7のDVDからWindows 7を起動せず、インストール先のHDDからWindows 7を起動してください。
    インストールが続行されます。

  1.Windows 7インストーラーの起動

    DVDからWindows 7のインストーラーを起動します。


  2.言語やキーボードレイアウトの選択

    以下の画面が表示されるので、言語やキーボードレイアウトの選択を行います。
    日本語環境なら特に設定を変更する必要はありません。


  「次へ」ボタンをクリックします。

  3.インストール

    以下の画面が表示されるので、「今すぐインストール」ボタンをクリックします。


  4.インストールの種類選択

    以下の画面が表示されます。
    HDDには何もOSが入っておらず、未フォーマットの状態です。
    ここでは「新規インストール」をクリックします。


  5.インストール先のHDDを選択

    インストール先のHDDを選択します。

    あらかじめデュアルブートにすることが決まっているのであれば、ここで「ドライブオプション」をクリックし、パーティションの作成等を行うのが一般的でしょう。

    ここではパーティションの作成等はWindowsのインストーラーに任せ、後でUbuntuからパーティションの調整を行うことにします。
    Windowsのみインストールされている環境に、Ubuntuをインストールするケースを想定しているためです。


  6.インストール その1

    Windows 7のインストールが始まります。


  7.再起動の確認

    インストールが一通り進むと以下の画面が表示されるので、そのまま放置するか、「今すぐ再起動する」ボタンをクリックします。


  8.PCの再起動

    PCが再起動します。
    ここではDVDからWindows 7を起動せず、「5.」で指定したHDDからWindows 7を起動してください。
    インストールはまだ完了していないため、引き続きインストールが行われます。


  9.インストール その2

    インストールの最終処理が行われます。


  10.PCの再起動

    インストールの最終処理が完了すると、PCが再起動します。
    ここではDVDからWindows 7を起動せず、「5.」で指定したHDDからWindows 7を起動してください。
    引き続きユーザーアカウントの設定や各種設定を行います。


  11.ユーザー名とPC名の設定

    ユーザー名とPC名(ホスト名)の設定を行います。


  12.パスワードの設定

    パスワードの設定を行います。


  13.ファイアーウォールの設定

    ファイアーウォールの設定を行います。


    ここでは例として「推奨設定を使用します」を選択しました。


  14.時刻の設定

    タイムゾーンと時間の設定を行います。


  15.ネットワークの設定

    ネットワークの設定を行います。


    ここでは例として「ホーム ネットワーク」を選択しました。

  16.ログイン

    以下のようにWindows 7のデスクトップ画面が表示されます。


    以上でWindows 7のインストールは完了です。
    「Windows 7インストール後のパーティション構成を確認する」へ続きます。


デュアルブート
スポンサー
コメント
コメントポリシー
コメントをする前に UbuntuのCode of Conduct(CoC/行動規範) を確認し、CoCに沿ったコメントをお願いします。
コメントの使い方は、コメントの使い方を参照してください。
同一カテゴリーの記事
SNS
人気の記事
  • Ubuntu 26.04 その74 - Chromium 系ブラウザーにより、Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象
    Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象 Chromium 系ブラウザーにより、Qt6 で構築されたアプリがクラッシュする現象が報告されています。
  • Ubuntu 24.04 その104 - Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードするには・アップグレードの注意事項
    Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードするには 現在 Ubuntu 24.04 LTS を利用しているユーザーは、Ubuntu 26.04 LTS へアップグレードできます。
  • Ubuntu 26.10 その35 - RISC-V 向け Ubuntu Desktop 登場
    RISC-V 向け Ubuntu Desktop 登場 Ubuntu Desktop 26.10 では、RISC-V 向けデスクトップイメージがリリースされます。
  • Ubuntu 26.04 その76 - CVE-2026-92392 含む curl の脆弱性22件修正・アップデートを
    curl の脆弱性22件修正 CVE-2026-92392 含む22件の curl の脆弱性に対応したセキュリティーアップデートがリリースされました。
  • Ubuntu 26.10 その38 - Ubuntu 26.10 がリリースされました・ディスクイメージのダウンロード
    Ubuntu 26.10 リリース 2026年10月15日、Ubuntu 26.10 がリリースされました。
  • Ubuntu 26.10 その34 - Ubuntu と Rust に対する取り組み(2026年10月)
    Ubuntu と Rust に対する取り組み 2026年10月1日、Ubuntu と Rust に対する取り組みが以下で紹介されました。
  • Ubuntu 24.04 その103 - Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能に・2年分の変化が一気にやってくる
    Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能に 2026年9月29日、Ubuntu 24.04 LTS から Ubuntu 26.04 LTS へアップグレード可能になりました。
  • Ubuntu 26.10 その33 - Ubuntu 26.10 β版がリリースされました・ディスクイメージのダウンロード
    Ubuntu 26.10 β版がリリースされました 2026年10月1日、Ubuntu 26.10 β版 がリリースされました。
  • Linux その440 - uutils coreutils 0.11.0 でコマンド実行時のエラーメッセージを大幅に改良
    コマンド実行時のエラーメッセージを大幅に改良 uutils coreutils 0.11.0 で、コマンド実行時のエラーメッセージが大幅に改良されました。
  • Linux Mint その294 - Linux Mint 27 の開発とリリース方針の変更・アラーム管理アプリの開発
    Linux Mint 月刊ニュース Linux Mint 開発チームは Linux Mint 月刊ニュースにて、Linux Mint の開発状況や取り組みを紹介しています。
記事のピックアップ
オプション