シェルプレースホルダー
「シェルプレースホルダー」は、スニペット挿入時にシェル(/bin/sh)で実行した結果をドキュメントに挿入する「プレースホルダー」です。シェルプレースホルダーのフォーマット
「シェルプレースホルダー」のフォーマットは、以下のようになります。
$(実行するコマンド)
実行するコマンド
「/bin/sh」で実行するコマンドを記述します。スニペット挿入時にコマンドが実行され、標準出力に出力した内容がドキュメントに展開されます。
ただし標準出力に出力した内容が複数行だった場合、最初の行のみドキュメントに展開されます。
タイムアウトについて
コマンドの実行は1秒以内に完了する必要があります。1秒以内にコマンドの実行が完了しなかった場合、以下のようにエラーが表示され、コマンドの実行が中止されます。
シェルプレースホルダーに番号を指定するには
「シェルプレースホルダー」に番号を設定することができます。番号を指定すると、「シンプルプレースホルダー」のようにユーザーが「Tab」キーで「シェルプレースホルダー」に移動できるようになります。
番号は以下のように設定します。
$(番号:実行するコマンド)
番号について
番号の扱いについては、「シンプルプレースホルダー」を参考にしてください。番号が設定された「シェルプレースホルダー」は、デフォルト値をコマンドの実行結果に置き換えた「シンプルプレースホルダー」と捉えることができます。
スニペットの記述例
スニペットの記述例です。
ドキュメントのファイル:$(1:echo "スニペット.txt")
ドキュメントの日付:$(2:date +%D)
ユーザー名:$(echo $USER)
ドキュメントの日付:$(2:date +%D)
ユーザー名:$(echo $USER)
スニペットの使用例
ドキュメントに上記のスニペットを挿入すると、以下のようになります。1.タブの入力
スニペットを挿入するため、上記のスニペットに設定してある「タブ」を入力します。2.スニペットの挿入
「Tab」キーを押すと、以下のようにスニペットの内容がドキュメントに展開されます。番号が設定された「シェルプレースホルダー」は、実線の枠で表示されます。
すべての「プレースホルダー」の中で最も番号の小さい「$(1:echo "スニペット.txt") 」に、キャレットが設定されています。