様々なパターンを指定してファイル名やフォルダー名を変換する
「Patterns」をクリックすると、様々なパターンを指定してファイル名やフォルダー名を変換することができます。パターンの種類について
パターンには、既存のファイルやフォルダー名に適用するパターンと、変換後のファイルやフォルダー名に適用するパターンの2種類があります。既存のファイルやフォルダー名のパターンを指定する
既存のファイルやフォルダー名を、変換後のファイルやフォルダー名に使用したい場合、既存のファイルやフォルダー名のパターンを指定する必要があります。パターンは、「Original file name pattern」に指定します。
パターンとは
パターンとは、ファイルやフォルダー名の規則性のことです。例えば、ファイルやフォルダー名が「アルファベット+数値+アルファベット」のように規則的に名称が構成されている場合、このパターンを「Original file name pattern」に指定します。
指定したパターンの中から特定のパターンに該当する文字列を、「Renamed file name pattern」で指定し、変換後の名称に利用できます。
パターンを使用しない時は
既存のファイルやフォルダー名を、変換後のファイルやフォルダー名に使用しない場合は、「{@}」を入力しておきます。入力されたパターンから正規表現を使用して文字列を抽出するため、適当なパターンを入力するとエラーなります。
エラーになると、ファイルやフォルダー名の変換自体が動作しなくなります。
パターンの一覧
「Original file name pattern」に指定できるパターンの一覧です。パターン | 正規表現 | 該当する文字 |
---|---|---|
{#} | ([0-9]*) | 数値の文字列に該当します。 |
{L} | ([a-zA-Z]*) | アルファベットの文字列に該当します。 |
{C} | ([\S]*) | 空白文字を除く文字列に該当します。 |
{X} | ([\S\s]*) | 任意の文字列に該当します。 |
{@} | (.*) | 任意の文字列に該当します。 |
正規表現のメタ文字について
「Original file name pattern」に入力されたパターンは、内部的に正規表現に変換されますが、正規表現で使用する以下のメタ文字はエスケープされ、文字通りの意味になります。- .
- [
- ]
- (
- )
- ?
パターンの例
パターンの例です。上記の画像を元に例を紹介します。
ファイル名が「abcd1234efgh5678.txt」で、「Original file name pattern」に入力したパターンは「{L}{#}{L}{#}.{L}」です。
このパターンから分かることは、以下のパターンでファイル名が構成されているということです。
- アルファベット
- 数値
- アルファベット
- 数値
- .
- アルファベット
このパターンをファイル名に置き換えると、以下のようになります。
- abcd
- 1234
- efgh
- 5678
- .
- txt
パターンの保存と再利用について
よく利用するパターンは、保存しておくことができます。保存したパターンは、右側の「▼」ボタンをクリックすれば、以下のようにメニューで一覧が表示されます。
パターンの保存や管理については、「パターンを管理する」を参考にしてください。
変換後のファイルやフォルダー名のパターンを指定する
変換後のファイルやフォルダー名のパターンを指定します。パターンは、「Renamed file name pattern」に指定します。
パターンとは
パターンとは、ファイルやフォルダー名の変換ルールのことです。ここで指定されたパターンで、ファイルやフォルダー名が変換されます。
ここに入力した各パターンは、名称を変換する際、各パターンのルールによって文字列に置き換わります。
パターンには、通常の文字列を指定することもできます。
指定できるパターンの種類について
「Renamed file name pattern」に指定できるパターンには、以下の種類があります。- 「Original file name pattern」と連携するパターン
- 連番を指定するパターン
- フォルダー名を指定するパターン
- 日付を指定するパターン
- ランダム値を指定するパターン
各パターンは併用できます。
また同じパターンを複数回利用することもできます。
パターンの保存と再利用について
よく利用するパターンは、保存しておくことができます。保存したパターンは、右側の「▼」ボタンをクリックすれば、以下のようにメニューで一覧が表示されます。
パターンの保存や管理については、「パターンの管理を行う」を参考にしてください。
1.「Original file name pattern」と連携するパターン
「Original file name pattern」と連携するパターンです。既存のファイルやフォルダー名を使用するパターンになります。
「Original file name pattern」では、「{ }」を用いてパターンを指定しています。
「Original file name pattern」で指定した「{ }」に対応したパターンを、「Renamed file name pattern」で指定する場合は、「{番号}」で指定します。
パターンの例
パターンの例です。ここでは上記の「Original file name pattern」で使用したパターンを利用して例を紹介します。
上記の「Original file name pattern」で指定したパターンを「Renamed file name pattern」で利用する場合、番号は以下のようになります。
- アルファベット
- 数値
- アルファベット
- 数値
- アルファベット
ファイル名に置き換えると、以下のようになります。
- abcd
- 1234
- efgh
- 5678
- txt
ここでは例として、以下のようにパターンを指定しました。
「Renamed file name pattern」で指定する「{ }」内の番号は、順不同でも構いませんし、同じ番号を複数指定することもできます。
また、他のパターンと併用することもできます。
名称のプレビュー
「Preview」ボタンをクリックして名称のプレビューを行うと、以下のようになります。2.連番を指定するパターン
連番を指定するパターンです。このパターンを指定した箇所は、数値に置き換わります。
数値の順番は、ファイルやフォルダーの一覧に表示されているファイルやフォルダー順番です。
連番を指定するパターンには、以下の4種類があります。
No. | 意味 | パターン |
---|---|---|
1 | 0から連番を指定する | {num} |
2 | 桁数を指定して連番を指定する | {num桁数} |
3 | 初期値を指定して連番を指定する | {num+初期値} |
4 | 桁数と初期値を指定して連番を指定する | {num桁数+初期値} |
2-1.0から連番を指定する
0から連番を指定するパターンは、「{num}」です。ここでは例として以下のように入力しました。
「Preview」ボタンをクリックして名称のプレビューを行うと、以下のようになります。
2-2.桁数を指定して連番を指定する
桁数を指定して連番を指定するパターンは、「{num桁数}」です。ここでは例として、2桁を指定しました。
「Preview」ボタンをクリックして名称のプレビューを行うと、以下のようになります。
2-3.初期値を指定して連番を指定する
初期値を指定して連番を指定するパターンは、「{num+初期値}」です。ここでは例として、初期値に11を指定しました。
「Preview」ボタンをクリックして名称のプレビューを行うと、以下のようになります。
2-4.桁数と初期値を指定して連番を指定するパターンの例
桁数と初期値を指定して連番を指定するパターンは、「{num桁数+初期値}」です。ここでは例として、桁数に2を指定し、初期値に21を指定しました。
「Preview」ボタンをクリックして名称のプレビューを行うと、以下のようになります。