タグメッセージを記述したファイルを指定して、注釈付きタグを作成する
「タグメッセージ」を記述したファイルを指定して、「注釈付きタグ」を作成します。タグメッセージを記述したファイル
ここでは、以下のようにタグメッセージを記述した「tagMsg.txt」ファイルを用意しました。「tagMsg.txt」ファイルの中身は、以下のようになっています。
コマンドの実行例
ここでは例として「注釈付きタグ」を作成し、現在のブランチのブランチヘッドが指す「コミットオブジェクト」を指すようにします。1.ブランチの一覧
ブランチの一覧を表示すると、以下のようになっています。現在のブランチは「master」ブランチで、ブランチヘッドが指す「コミットオブジェクト」の識別子は「43c196b07fa9379386a794a0cc1af2f5ac0dafc0」であることが分かります。
2.注釈付きタグの作成
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション | オプションの値 |
---|---|---|
-f | --file= |
|
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「タグを作成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git tag --file='/home/ubuntu/git/tagMsg.txt' myTag
3.注釈付きタグの作成完了
問題がなければ、特にメッセージは表示されません。4.タグの確認
作成した「myTag」の情報を確認すると、以下のように「myTag」が識別子「43c196b07fa9379386a794a0cc1af2f5ac0dafc0」の「Gitオブジェクト」を指していることが分かります。また「注釈付きタグ」では、 「タグメッセージ」が表示されます。
オプションで指定したファイルに記述されたタグメッセージが、タグに設定されていることが分かります。
この「Gitオブジェクト」は「1.」の情報から、「master」ブランチのブランチヘッドが指す「コミットオブジェクト」であることが分かります。