ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を表示する
「ワーキングディレクトリー(ワーキングツリー)」と「ステージングエリア」にあるファイルの状態を表示します。1.ワーキングディレクトリーの確認
「ワーキングディレクトリー」内のファイルは、以下のようになっています。2.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を表示するコマンドの説明」を参考にしてください。
git status
3.コマンドの実行結果
以下のように、「ワーキングディレクトリー」にあるファイルの状態が表示されます。ファイルの状態の見方
「git status」コマンドで表示されるファイルの状態の見方です。ファイルの状態により、以下の3つのカテゴリーに分けて表示されます。
- Changes to be committed
- Changes not staged for commit
- Untracked files
上記のいずれにも表示されないファイルは、変更されていないファイルです。
1.Changes to be committed
ユーザーがコミットを実行すると、「スナップショット」が新規に作成されます。その新規に作成される「スナップショット」に反映されるファイルの一覧が表示されます。
ここに表示されるファイルは、現在の「スナップショット」との変更点になります。
緑色の文字で表示されます。
1-1.new file
「スナップショット」に新規に追加されるファイルです。1-2.modified
編集された既存のファイルです。編集されたファイルが「スナップショット」に取り込まれます。
スナップショットに取り込まれる編集されたファイルは、現在「ステージングエリア」に反映されているファイルです。
「ワーキングディレクトリー」にあるファイルではありません。
従って、「ワーキングディレクトリー」にあるファイルを編集して「スナップショット」に反映したいなら、コミット前にそのファイルを「ステージングエリア」に追加しておく必要があります。
1-3.renamed
ファイル名が変更されるファイルです。1-4.deleted
「スナップショット」から削除されるファイルです。2.Changes not staged for commit
現在の「スナップショット」から変更されており、かつ、「ステージングエリア」に反映されていないファイルの一覧が表示されます。「ステージングエリア」に反映されていないため、コミットを行っても、「スナップショット」に反映されません。
2-1.modified
編集された既存のファイルです。2-2.deleted
「ワーキングディレクトリー」から削除されているファイルです。3.Untracked files
トラックされていないファイルの一覧が表示されます。トラックされていないファイルは、「Git」の管理下にありません。
また、「スナップショット」に反映されません。
トラックされていないファイルを「ステージングエリア」に追加すれば、「スナップショット」に反映されるようになります。