リベースを行う必要がない時でも、強制的にリベースを行う
リベースを行う必要がない時でも、強制的に「リベース」を行います。1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「fix」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「fix」ブランチを指していることが分かります。
2.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。ここでは例として、「Commit2」から「fix」ブランチまでの「コミットオブジェクト」を「Commit1」にリベースします。
リベース対象の「コミットオブジェクト」は、以下のようになります。
- Commit2
- Commit3
- Commit4
- Commit5
「Commit1」の識別子は、「2537d065f4f34d5c75093e1091a0ddcd4681c5fe」です。
通常の方法でリベースしてみる
比較のため、まずは通常の方法でリベースしてみます。3.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「ファイルの変更内容を異なるブランチに結合するコマンドの説明」を参考にしてください。
git rebase --verbose master 2537
4.コマンドの実行結果
リベースする必要がないため、以下のようにリベースは行われません。強制的にリベースを行う
次に強制的にリベースを行います。3.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション |
---|---|
-f | --force-rebase |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「ファイルの変更内容を異なるブランチに結合するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git rebase --verbose --force-rebase 2537
4.コマンドの実行結果
以下のように、リベース結果が表示されます。5.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。「fix」ブランチが指す「コミットオブジェクト」の識別子が、「1.」と異なっています。
6.ブランチの構成
現在のブランチの構成を図にすると、以下のようになっています。「Commit2」の変更内容を元に、「Commit2’」が新規に生成されています。
「Commit3」の変更内容を元に、「Commit3’」が新規に生成されています。
「Commit4」の変更内容を元に、「Commit4’」が新規に生成されています。
「Commit5」の変更内容を元に、「Commit5’」が新規に生成されています。