トラックされていないファイルを、強制的にワーキングツリーから削除する
デフォルトでは、「clean.requireForce」設定が「true」に設定されており、そのままでは削除を実行できません。「clean.requireForce」設定が「true」に設定されていても、削除を実行します。
clean.requireForce設定がfalseに設定されている場合
「clean.requireForce」設定が「false」に設定されている場合、削除を明示しなくても削除が実行されます。これは、デフォルトで「--force」オプションが指定されているのと同等の扱いになります。
「clean.requireForce」設定が「false」に設定されていて、かつ、「--force」オプションを指定した場合、「--force」オプションが2つ指定されているのと同じ扱いになります。
「--force」オプションが2つ指定されていると、削除処理が変化するため注意してください。
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.ワーキングツリーの状態
「ワーキングツリー」の状態を確認すると、以下のようになっています。2.ワーキングディレクトリー
「ワーキングディレクトリー」を「Nautilus」で開くと、以下のようになっています。3.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。ショートオプション | ロングオプション |
---|---|
-f | --force |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「トラックされていないファイルをワーキングツリーから削除するコマンドの説明」を参考にしてください。
git clean --force