検索するタグの候補数を指定して、コミットオブジェクトから到達できる最初の注釈付きタグを表示する
検索するタグの候補数を指定して、「コミットオブジェクト」から到達できる最初の「注釈付きのタグ」を表示します。コマンドのオプションについて
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。オプション | オプションの値 |
---|---|
--candidates= | タグの候補数(最大26) |
タグの候補数
検索するタグの候補数を指定します。このオプションを指定しなかった場合、検索するタグの候補数は「10」になります。
指定できる候補数は、「0」から「26」です。
候補数を多くすればするほど、検索精度が向上し期待した結果が得られやすくなりますが、検索にかかる時間が増加します。
タグが多いリポジトリーでタグの検索に時間がかかる場合は、候補数を減らしてみるとよいでしょう。
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
2.タグの確認
タグの一覧を表示すると、以下のようになります。3.ブランチのとタグの構成
ブランチとタグの構成を図にすると、以下のようになっています。ここでは例として、「Commit6」から検索を開始します。
4.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。オプション | オプションの値 |
---|---|
--candidates= | タグの候補数(最大26) |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「コミットオブジェクトから到達できる最初の参照を表示するコマンドの説明」を参考にしてください。
git describe --candidates=2 --debug
ここでは検索するタグの候補数を確認するため「--debug」オプションを指定していますが、通常「--debug」オプションの指定は必要ありません。
5.コマンドの実行結果
以下のように、「コミットオブジェクト」から到達できる最初のタグが表示されます。また、検索したタグが2つであることが分かります。
「--debug」オプションを指定指定なかった場合、以下のよう検索結果のみ表示されます。
表示されるタグの情報は、一定のフォーマットに従い表示されます。
フォーマットについては、「参照情報のフォーマットについて」を参考にしてください。