ルートディレクトリ
「UbuntuのHDD管理 その1」の投稿で、ドライブレターがなく大元のパスは/と書きました。この大元のパスがルートディレクトリです。
Windowsでいうと、起動ボリューム直下のパスのルートディレクトリ(フォルダ)のことです。
起動ボリュームがCドライブなら、C:¥です。
このルートディレクトリ用のパーティション(ルートファイルシステム)が必要になります。
このパーティションにOSがインストールされます。
スワップパーティション
スワップは簡単に言うと、物理メモリがいっぱいになってもよいようにメモリの内容を一時的にHDDに退避し、
物理メモリに空き領域を作る機能です。
Windowsにも当然スワップ機能があります。
Windowsの場合、スワップファイル(ページファイル:pagefile.sys)は
任意のドライブにファイルとして存在しています。
Ubuntuの場合、スワップファイルはスワップ用のパーティションにスワップデータが置かれます。
メモリを沢山搭載していて必要ない場合もあります。
また、Ubuntuではスワップ用のパーティションは、
ハイバネーション時のデータを置く際にも使用されます。
ただし、Ubuntu 12.04ではハイバネーションは標準で無効になっています。
機能自体は有効なので、後から有効にすることはできます。
色々とトラブルのもとになるので、無効にしたとか。
スワップパーティションのサイズは、
大体搭載メモリ容量の倍ぐらいあれば良さそうです。
とはいえ、大容量(16GiBとか)のメモリを搭載していれば、
アプリの使い方次第だけどスワップパーティションは作らなくてもよいかも。
GPartedでみると、赤枠がスワップパーティションです。
またフォーマットメニューに、スワップパーティション用のフォーマット形式が列挙されています。