IPv6設定
まだまだ浸透には時間がかかりそうなIPv6の設定です。設定内容はIPv4と似ていますが、IPv6はIPv4のアドレス空間をただ広げただけではなく、
機能も異なるため、設定内容も異なります。
方式
以下のメニューが表示されます。IPv4と似たような内容です。
1.無視する
IPv6を無効にします
2.自動
自動でIPアドレスの割り当てや各種設定を行います。
IPv6はDHCPサーバーがなくても、 IPアドレスの割り当て等を行う仕組みがあります。
(ステートレス)
3.自動、アドレスのみ
IPアドレスの割り当てや各種設定を行いますが、DNSの設定は手動で行います。
(ステートレス)
4.自動、DHCPのみ
IPv6用のDHCPサーバーからIPアドレスの割り当てや各種設定を行います。
(ステートフル)
5.手動
IPアドレス等の各種設定を手動で行います。
6.ローカルへのリンク専用
小規模ネットワーク向けに用意されている仕組みです。
リンクローカルアドレスを割り当てます。
7.他のコンピュータへ共有
インタネット接続を他のPCと共有したい場合に利用します。
いわゆるICSです。
アドレス
IPアドレス/プレフィックス/ゲートウェイのアドレスを設定します。DNSサーバ
DNSサーバのIPアドレスを入力します。複数入力する場合は、「,」で区切ります。
例)
2001:4860:4860::8888,2001:4860:4860::8844
ドメインを検索
ドメインが見つからない場合など、ドメインのプリフィックス(頭)以下を補完するドメイン名を指定します。
例)
google.com, google.co.jp
この場合、「www」と入力するとwwwドメインは見つからないため、
まずgoogle.comが補完され「www.google.com」ドメインを探しに行きます。
www.google.comは存在するため、www = www.google.comとして扱われます。
FireFoxのアドレスバーにwwwを入力すると、www.google.comにつながります。
この接続を完了するにはIPv6アドレス化が必要になります。
ネットワークの確立にIPv6アドレスを割り当てる必要がある、という事です。IPv4だけでネットワークを構成しているネットワークに参加する場合や、
IPv4、IPv6どちらの構成でも良い場合はオフにします。
必ずIPv6でネットワークに参加する場合は、オンにします。
ルート
IPのルーティング設定です。「ルート」ボタンをクリックすると、以下の画面が表示されます。
宛先によりどのルートを通るのか設定します。
通常は自動で設定されるので、空のままでも良いです。
自動取得したルートを無視する
自動で設定されたルーティング設定を無視します。そのネットワーク上のリソースのためにのみこの接続を使用
同じネットワークアドレス内でのみこの接続を利用する場合は、オンにします。通常はオフにします。
例えば、VPN接続とインターネット接続のネットワークインターフェースがあり、
インターネットへの接続はインターネット接続のネットワークインターフェースを
使用したい場合に、
VPN接続側でこの機能をオンにすることがあります。