コマンドやファイル名を等を補完する
端末はデフォルトのシェルであるBashを起動しています。Bashには途中まで入力した文字から、残りの文字を補完する機能があります。
補完機能を利用する
「Tab」キーを押せば補完機能が動作します。コマンドを補完するのか、ファイル名を補完するか等はBash側で判断します。
コマンドを補完する
試しに「apt-g」と入力してください。ここで「Tab」キーを押すと、「apt-get」と補完されます。
コマンドオプションを補完する
試しに「apt-get i」と入力してください。ここで「Tab」キーを押すと、「apt-get install」と補完されます。
ファイル名を補完する
試しに「ls /h」と入力してください。ここで「Tab」キーを押すと、「ls /home/」と補完されます。
続けて自分のユーザー名を数文字入力します。
ここではユーザー名は、「ubuntu」とします。
「ls /home/u」と入力して「Tab」キーを押すと、「ls /home/ubuntu/」と補完されます。
このように、状況に応じて文字を補完してくれます。
何を補完するかは、Bash側で持っている辞書により決まります。
インプットメソッドみたく自分で辞書を定義することもできます。
補完する内容に複数の候補がある場合
補完する内容に複数の候補がある場合、1回めの「Tab」キーでは補完されません。その場合は、候補を絞るために文字を追加入力するか、
その状態でもう一度「Tab」キーを押します。
「Tab」キーを押した場合、以下のように候補が表示されます。
候補が多すぎる場合
候補が非常に多い場合、以下のように候補を表示する前に確認が入ります。表示する場合は「y」キーを、キャンセルする場合は「n」キーを押します。