ログイン時に起動するアプリケーション
ログイン時にアプリを実行することができます。Windowsでも同様ですが、Ubuntuでは各ユーザーと全ユーザー共通で
ログイン時に起動するアプリケーションを設定することができます。
各ユーザーごとの設定
セッションインジケーターから「自動起動するアプリケーション」を選択します。以下の画面が表示されます。
各項目の左側にあるチェックボックス
自動起動の有効・無効です。チェックボックスをオフにすると、一時的に自動起動を無効に出来ます。
追加ボタン
自動起動するアプリを追加します。名前
任意の名称を入力します。コマンド
実行するコマンドを入力します。引数も入力できます。
参照ボタンをクリックすると、コマンド選択画面が表示されます。
説明
アプリの説明を入力します。任意です。
削除ボタン
選択された項目をリストから削除します。編集ボタン
選択された項目を編集します。設定の保存場所について
自動起動するアプリケーションの設定は、[~/.config/autostart」フォルダーに保存されます。Windowsでいうところのスタートアップフォルダーみたいなものです。
それぞれの項目ごとにファイルが作られます。
ファイルの拡張子は「.desktop」で、デスクトップ設定ファイルと呼ばれます。
デスクトップ設定ファイルはWindowsでいうところのショートカットファイルです。
中身は単なるテキストなので、テキストエディターで直接開くことができます。
全ユーザー共通の設定
全ユーザー共通の設定は、「/usr/share/gnome/autostart」フォルダーに保存されています。「自動起動するアプリケーション」から設定を編集することはできません。
自分でデスクトップ設定ファイルを作成しこのフォルダーに置けば、
全ユーザーログイン時にアプリが実行されます。
このフォルダ内のファイルを編集するには、ルート権限が必要です。
「GNOME Login Sound」ファイルに拡張子がありませんが、
これもデスクトップ設定ファイルです。
実際は「libcanberra-login-sound.desktop」というファイルです。
Nautilusがデスクトップ設定ファイルの中身を見て、Nautilus上での名称を変えています。