プロキシーサーバー
通常プロキシーサーバーの指定は、「システム設定」の「ネットワーク」から行います。起動オプションを指定することで、「ネットワーク」で指定したプロキシーサーバーとは
別のプロキシーサーバーを指定することができます。
Chromiumを基準に記述しますが、
Google Chromeの場合は「chromium-browser」を「/opt/google/chrome/chrome」に
置き換えてください。
プロキシーサーバーの指定
端末から以下のコマンドを入力します。chromium-browser --proxy-server="[プロトコル://]プロキシーサーバー[:ポート]"
プロトコル
以下のプロトコルを指定します。省略するとすべてのプロトコルが対象になります。
http
socks4
socks5
プロキシーサーバー
プロキシーサーバーのホスト名かIPアドレスを指定します。ポート
プロキシーサーバーのポートを指定します。省略するとデフォルトのポートが使用されます。
例)HTTPのプロキシーサーバーを指定する
プロキシーサーバーは「proxy.com」、ポートは「8000」とします。chromium-browser --proxy-server="http://proxy.com:8000"
プロトコル別にプロキシーサーバーを指定する
上記の方法では全プロトコルか特定のプロトコルしか指定できませんが、以下のように指定することでプロトコル別にプロキシーサーバーを指定できます。
chromium-browser --proxy-server="プロトコル=[プロトコル://]プロキシーサーバー[:ポート]"
複数のプロトコルのプロキシーサーバーを指定する場合は、「;」で区切ります。
例)HTTP/HTTPSのプロキシーサーバーを指定する
プロキシーサーバーは「proxy.com」と「proxy2.com」、ポートは「8000」とします。chromium-browser --proxy-server="http=proxy.com:8000;https=proxy2.com:8000"
プロキシーサーバーを自動検出する
端末から以下のコマンドを入力します。chromium-browser --proxy-auto-detect
設定URLを指定する場合は、以下のようにします。
chromium-browser --proxy-auto-detect --proxy-pac-url=設定URL
プロキシーサーバーを無効にする
プロキシーサーバーを無効にし、直接インターネットに接続します。端末から以下のコマンドを入力します。
chromium-browser --no-proxy-server