BIOS表示時間の設定
ブートデバイスの選択画面を表示するには、BIOS表示画面で「F12」キーを押す必要があります。しかし表示の切り替えが早く、
なかなかブートデバイスの選択画面を表示させることができません。
BIOS画面の表示時間設定
直接仮想マシンファイル(拡張子がvboxのファイル)を編集することで、BIOS画面の表示時間を調整することができます。
この作業をはじめる前に、VirtualBoxを終了させておいてください。
また編集をする前に仮想マシンファイルのバックアップを取っておきましょう。
1.テキストエディタで開く
設定を変更したい仮想マシンファイルをgedit等のテキストエディタで開きます。2.設定の変更
BIOS画面の表示時間の設定を変更します。以下の記述を探します。
<BIOS>赤字の箇所が表示時間の設定です。
<ACPI enabled="true"/>
<IOAPIC enabled="true"/>
<Logo fadeIn="true" fadeOut="true" displayTime="0"/>
<BootMenu mode="MessageAndMenu"/>
<TimeOffset value="0"/>
<PXEDebug enabled="false"/>
</BIOS>
単位はミリ秒です。
あまり大きな数値を指定すると仮想マシン起動時にエラーになってしまうため、
最大でも「10000」程度に抑えておくとよいでしょう。
以下が「10000」で書き換えた結果です。
<BIOS>書き換えたらファイルを保存します。
<ACPI enabled="true"/>
<IOAPIC enabled="true"/>
<Logo fadeIn="true" fadeOut="true" displayTime="10000"/>
<BootMenu mode="MessageAndMenu"/>
<TimeOffset value="0"/>
<PXEDebug enabled="false"/>
</BIOS>
3.仮想マシンの起動
後はVirtualBoxを起動し、設定を変更した仮想マシンを起動します。指定された時間だけBIOS画面が表示されます。