VMware Player
VMware Playerはx86仮想ソフトウェアです。WindowsやLinuxディストリビューションを仮想環境で動作させることができます。
VMware Playerのインストーラーについて
VMware Playerはリポジトリが存在しないため、VMwareのサイトからインストーラーをダウンロードする必要があります。
VMware Playerは32bit版と64bit版が存在するので、
Ubuntuのアーキテクチャーに合わせてインストーラーをダウンロードします。
今回は64bit版をインストールします。
VMware Player 4について
Ubuntu 12.04ではVMware Playerのカーネルモジュールのビルドに失敗します。幸いこの間VMware Player 5がリリースされ、この問題が解決されています。
特に理由がない限りUbuntu 12.04では、VMware Player 5を利用することをおすすめします。
VMware Playerのアップデートについて
リポジトリ経由のインストールではないため、パッケージ管理システムの管理対象外になります。そのため、アップデートマネージャーでアップデートは行われません。
VMware Playerのアップデートは、VMware Player自身がアップデート機能を持っているため、
この機能経由でVMware Playerをアップデートすることになります。
事前準備
VMware Playerのカーネルモジュールをビルドするのに必要なパッケージをインストールします。Ubuntuソフトウェアセンターで各タイトルをキーワードにして検索します。
1.build-essential
2.linux-headers-generic
注意:
32bit版ではpaeカーネルが採用されているので、
paeに対応したヘッダーをインストールする必要があります。
VMware Playerのインストール
1.インストーラーのダウンロード
VMwareのサイトからVMware Playerのインストーラーをダウンロードします。VMware Playerのインストーラーをダウンロードすると、
「VMware-Player-5.0.0-812388.x86_64.bundle」ファイルがダウンロードされます。
(VMware Playerのバージョンによりファイル名の数値が多少異なります。)
このファイルは、シェルスクリプトタイプのインストーラーです。
また、ルートで実行する必要があります。
実行権限を付与する必要があるため、以下のように実行権限を付与します。
2.インストーラーの実行
ルートで実行する必要があります。端末を起動し「gksu 」と入力した後、
Nautilusからインストーラーを端末にドラッグ&ドロップし、「エンター」キーを押します。
パスワード入力画面が表示されるので、パスワードを入力します。
3.ライセンス画面
ライセンス画面が表示されます。同意できるなら「I agree」を選択して「Next」ボタンをクリックします。
4.起動時のアップデート確認
VMware Player起動時にアップデートの確認を行うか否かの選択です。起動時にアップデートの確認を行う場合は、「Yes」を選択します。
「Next」ボタンをクリックします。
5.使用統計情報の送信
匿名でVMware Playerの使用統計情報をVMwareに送信するか否かの選択です。送信しても良い場合は「Yes」を選択します。
6.インストール設定完了
「Install」ボタンをクリックすればインストールが始まります。7.インストール処理
インストール処理の経過が表示されます。8.インストール完了
問題なくインストールが完了すれば、以下の画面が表示されます。「Close」ボタンをクリックして完了です。
VMware Playerの起動
Dashホームから以下のように起動します。初回起動時はライセンス画面が表示されます。
ライセンスに同意できるなら「Accept」ボタンをクリックします。