S.M.A.R.T.
S.M.A.R.T.はドライブの障害・故障検知や予測を行うための仕組みです。HDD側に実装される機能です。
S.M.A.R.T.をサポートしていないドライブもありますが、
よほど古いHDDでなければ、S.M.A.R.T.に対応しているでしょう。
ドライブのS.M.A.R.T.情報の表示
「SMARTデータ」ボタンをクリックすると、ドライブのS.M.A.R.T.情報を表示できます。以下の画面が表示されます。
更新
S.M.A.R.T.情報を取得した時間です。パワーオン
ドライブが稼働した日数(時間)です。温度
ドライブの温度です。自己評価
自己診断の結果です。問題なければ「合格」と表示されます。
セルフテスト
セルフテストの結果です。電源投入回数
ドライブの電源をオン・オフした回数です。総合評価
ドライブの総合評価です。ドライブに問題がなければ、「ディスクは正常です」と表示されます。
「更新」ボタン
S.M.A.R.T.情報を更新(再取得)します。「セルフテスト」ボタン
セルフテストを実行します。属性
S.M.A.R.T.のデータです。ディスクが故障している場合に警告をしない
文字通りの意味ですが、特に理由がなければチェックをオフにしておきましょう。属性(S.M.A.R.T.のデータ)
サポートしているスマートのデータの一覧が表示されます。ID
データIDが10進数で表示されます。メーカーが異なるドライブでもデータIDが同じ項目は、
ほとんど同じ意味合いになりますが、異なる場合もあります。
特に注視するIDは以下の通りです。
- 1 Read Error Rate
- 5 Reallocated Sectors Count
- 10 Spin Retry Count
- 184 End-to-End error / IOEDC
- 188 Command Timeout
- 196 Reallocation Event Count
- 197 Current Pending Sector Count
- 198 Uncorrectable Sector Count
- 201 Soft Read Error Rate
- 230 Drive Life Protection Status
属性
データの概要と説明です。評価
問題の有無を表示します。値
データの値です。最悪値がしきい値を下回るとよろしくない状況となります。
HDDのバックアップを取るなり障害に備えたほうが良いでしょう。
正規化値
現在の値を正規化(見やすくする・扱いやすくする)した値です。最悪値
今までで最も悪かった正規化値です。値
現在の値です。すなわち正規化する前の値です。