ファイルを開く画面
GNOMEのUIデザインに従っているアプリは、共通的な「ファイルを開く」画面で開くファイルを指定します。UbuntuのUIはGNOME + Unityの組み合わせで作られているため、他のGNOMEを採用するLinuxディストリビューションと同じ画面が表示されます。
Windowsでも多くのアプリで共通的な「ファイルを開く」画面が表示されますが、それと似たようなものです。
Ubuntuのファイルを開く画面
Fedoraのファイルを開く画面
UI構成
ファイルを開く画面のUI構成です。ちなみに以下の画面はgedit(GNOME標準のテキストエディタ)の「ファイルを開く」画面です。
アプリによって多少UI構成が変わりますが、基本的な構成や機能はそれほど変わりません。
1.「場所」ボタン
ファイルパスやファイル名を直接入力するテキストボックスを表示します。2.現在のパス
現在表示しているファイル一覧のパスをフォルダーごとにボタンで表示します。各パスのボタンをクリックするとそのパスへ移動します。
また、両端の矢印ボタンをクリックすると表示されていないパスが表示されます。
「Alt + カーソルキーの上」で前のパスに移動します。
「Alt + カーソルキーの下」で次のパスに移動します。
「Alt + Home」キーでユーザーのホームフォルダーに移動します。
3.場所一覧
ファイルの検索や最近使ったファイル、ボリュームやブックマークの一覧が表示されます。4.ファイルの一覧
現在選択されているパス内のファイルの一覧が表示されます。表示されるファイルは「5.ファイルの種類」でフィルタリングされます。
5.ファイルの種類
テキスト等ファイルの種類をメニューから選択します。メニューの内容はアプリによって異なります。
6.アプリのオプション
画面下部にはアプリ独自のオプションが表示されます。オプションの内容はアプリによって異なります。
「開く」ボタン
選択されたファイルを開きます。「キャンセル」ボタン
キャンセルしてこの画面を閉じます。ファイルのパスやファイル名を直接入力
「場所」ボタンをクリックすると、直接ファイルのパスやファイル名を指定することができます。1.場所の表示
「場所」ボタンをクリックします。2.ファイルパスやファイル名の入力
以下のようにテキストボックスが表示されるので、ファイルパスやファイル名を入力して「エンター」キーを押します。ファイルを指定するタイプでは、フォルダーパスを入力して「エンター」キーを押すとそのフォルダーへ移動します。
フォルダーを指定するタイプでは、フォルダーパスを入力して「エンター」キーを押すとそのフォルダーを開きます。
候補の表示
フォルダーパスを入力すると以下のように候補が表示されます。カーソルキーの上下で選択して「エンター」キーで候補を選択することができます。
候補メニューは2列になっていて、左側にテキストボックス全体に入力される文字列が表示され、右側にフォルダー名やファイル名が表示されます。
フォルダー名には後ろに「/」がつきます。
相対パスの入力
ルート(/)からパスを入力しなくても現在のパスから相対でパスを入力することができます。/でパス入力を始めなければ相対パスやファイル名として解釈されます。
ユーザーのホームフォルダーのパス
「~/」を入力するとユーザーのホームフォルダーのパスとして解釈されます。親フォルダーの相対パス
「../」を入力すると現在のパスの親フォルダーとして解釈されます。「../../」と入力すると2つ上の親フォルダーを指すことになります。