アーカイブマネージャー Ver.3.6
Ubuntu 12.10ではアーカイブマネージャー Ver.3.6がインストールされています。UIが一部変更されています。
UI構成
ツールバーの構成が変更されています。またファイルとフォルダーの追加機能が別々に用意されていましたが、ファイルの追加に統合されています。
ツールバー
左から説明します。アーカイブの新規作成
アーカイブを新規に作成します。アーカイブを開く
既存のアーカイブを開きます。ファイルの追加
アーカイブにファイルやフォルダーを追加します。ファイルの展開
アーカイブからファイルを展開します。アーカイブのプロパティ
アーカイブのプロパティを表示します。場所の表記がURIからパス表示になりました。
また場所をクリックするとアーカイブのあるフォルダーをNautilusで開けるようになりました。
アーカイブの新規作成
Nautilusから圧縮する画面と同じ画面が表示されるようになりました。オプションに変更はありません。
アーカイブからファイルの展開
ファイルの上書きに関するオプションが一部変更され、上書き確認が表示されるようになりました。オプション
フォルダー構造を維持する
以前の「フォルダーを再作成する」と同等です。より新しいファイルは上書きしない
展開先に同名のファイルが存在する場合、更新日時を比較しアーカイブ内のファイルが新しい場合にのみファイルを上書きします。上書き確認
展開先に同名のファイルが存在する場合、以下の確認画面が表示されます。キャンセル
ファイルの展開を中止します。すべて置換
これ以降の同名のファイルはすべて上書きします。ただし「より新しいファイルは上書きしない」がオンになっている場合、既存のファイルの更新日時の方が新しい場合は上書きしません。
スキップ
このファイルの展開は行いません。置き換え
アーカイブ内のファイルで上書きします。ただし「より新しいファイルは上書きしない」がオンになっている場合、既存のファイルの更新日時の方が新しい場合は上書きしません。
アーカイブにファイルやフォルダーを追加
以前はファイルやフォルダーの追加機能は別々に用意されていましたが、「ファイルの追加」に統合されています。以前は複数のファイルを選択する場合、Nautilusと同様な操作を行い複数のファイルを選択していました。
本バージョンではチェックボックスのオンオフにより追加するファイルやフォルダーを選択します。
フォルダーの選択について
複数のフォルダーを選択できるようになりました。フォルダー選択時はサブフォルダーも追加対象になります。
追加
追加条件は選択したフォルダー及びフォルダー内のファイルに対する条件です。選択されたファイルに対しては作用しません。
条件の優先順位は「除外するフォルダー」>「対象とするファイル」>「除外するファイル」です。
また各条件は「;」で区切ることにより複数の条件を指定することができます。
どの条件にも該当しないファイルは追加されます。
対象とするファイル
アーカイブに追加するフォルダー内のファイルの条件を指定します。部分一致ですがワイルドカード(*)を利用できます。
例えば拡張子「.txt」と「.doc」を指定する場合は以下のように書きます。
*.txt;*.doc
この条件に何も指定しない場合は、「*」が指定されたのと同意になります。
除外するファイル
アーカイブに追加しないフォルダー内のファイルの条件を指定します。部分一致ですがワイルドカード(*)を利用できます。
例えば拡張子「.txt」と「.doc」を除外する場合は以下のように書きます。
*.txt;*.doc
除外するフォルダー
アーカイブに追加しないフォルダーの条件を指定します。部分一致ですがワイルドカード(*)を利用できます。
同じように複数の条件を指定することができます。
オプション
新しい場合にのみ追加するアーカイブ内に同名のファイルがすでに存在する場合、更新日時を比較し新しいファイルを保持します。
シンボリックリンクをたどる
ファイルやフォルダーがシンボリックリンクだった場合、リンク先のファイルやフォルダーを追加します。「オプション」ボタン
以前は各オプションボタンが表示されていましたが、メニューに纏められました。また以前行ったファイルやフォルダーの選択が保持されるようになりました。
各機能は「フォルダー選択画面のオプション」と同じです。
ファイルやフォルダーの選択をクリアするには、「オプションのクリア」をクリックします。