LightDMの設定ファイル
LightDMはログイン画面を表示するディスプレイマネージャーです。LightDMの設定ファイルは「/etc/lightdm」フォルダー内に配置されます。
「/etc/lightdm」フォルダー内の設定ファイル
「/etc/lightdm」フォルダー内を見ると、以下のように設定ファイルが2つあります。環境によっては、XDMCPのキーファイルである「keys.conf」ファイルや、Greeter用の設定ファイルが存在する場合もあります。
lightdm.conf
「lightdm.conf」ファイルでは、LightDMの各種設定を記述するファイルです。Greeterそのものの設定は含みません。
lightdm.confの設定内容について
「lightdm.conf」に記述できる内容は、「/usr/share/doc/lightdm/lightdm.conf.gz」内の「lightdm.conf」に書かれています。設定項目は多岐にわたります。
設定の反映について
設定ファイルの内容を変更したら、変更を確実に反映するために、PCを再起動することをおすすめします。users.conf
「users.conf」にはログイン画面で表示するユーザーの情報やシェルの情報が書かれています。minimum-uid
ログイン画面に表示するユーザーIDの最小値を指定します。ここで指定されたユーザーID以降のユーザーは、表示対象になります。
各ユーザーのIDは、「GNOME System Tools」で確認できます。
hidden-users
ログイン画面に表示しないユーザー名を指定します。複数のユーザー名を指定する場合は、スペースで区切ります。
hidden-shells
ログイン画面に表示しないシェルを指定します。複数のシェルを指定する場合は、スペースで区切ります。
各ユーザーのログインシェルは、「GNOME System Tools」で確認できます。
注意
Account Serviceがインストールされている場合、「users.conf」の設定は無視されます。UbuntuではデフォルトでAccount Serviceがインストールされます。
もしログイン画面で表示するユーザーを変更したい場合、Account Serviceの設定を変更する必要があります。