GNOMEシステムログ
GNOMEシステムログは、システムログを閲覧するアプリです。ログ内の情報検索や情報のフィルタリング、ログの追従などシステムログ閲覧に便利な機能が備わっています。
またGNOMEシステムログは、システムログの閲覧にとどまらず、読み込み可能なテキスト形式のファイルならば、システムログ同様に扱うことができます。
テキストファイルの変更に追従して中身を閲覧したい時や、情報を抽出したい時にも利用できます。
Gzipで圧縮された古いログも、直接読み込むことができます。
アプリ名は「gnome-system-log」です。
インストール
GNOMEシステムログは標準でインストールされます。インストールされていない場合は、Ubuntuソフトウェアセンターを起動し「gnome-system-log」で検索します。
「インストール」ボタンをクリックします。
起動
Dashホームから以下のように起動します。UI構成
GNOMEシステムログのUI構成です。1.サイドバー(ログリスト)
ログの一覧です。ここで選択されたログが「2.」に表示されます。
サイドバーの表示・非表示は、「表示」メニューの「サイドバー」で切り替えることができます。
「F9」キーを押してもOKです。
デフォルトで以下のログが登録されています。
ログは追加できます。
2.ログの内容
「1.」で選択されたログが表示されます。3.ステータスバー(ログの情報)
「1.」で選択されたログの情報です。以下の情報が表示されます。
- ログの行数
- ログのファイルサイズ
- ログの最終更新日時
ただしログリストで表示するログを切り替えると、異なるログの情報が表示されるバグがあります。
Gnome system log aplication displays wrong information about log-file in status bar
ステータスバーの表示・非表示は、「表示」メニューの「ステータスバー」で切り替えることができます。
ログの日付によるグルーピング
ログリストでは、ログに日付情報が含まれている場合、以下のように自動的に日付によるグルーピングを行います。各日付をクリックすると、そのログから選択された日付に出力された部分だけを抽出して表示します。
表示される日付のフォーマットについて
各日付は「曜日, 日 月」というフォーマットで表示されます。一般的に採用されている日付フォーマットではありません。
ログの日付情報について
「GNOMEシステムログ」が日付情報を認識するには、ログの各行の始まりが日付で始まっている必要があります。また日付のフォーマットが、以下のいずれかのフォーマットである必要があります。
月名 日
「Jun 23」のように、「月名 日」になっている。strptime(・・・, "%b %d",・・・)
年 月 日
「2013-06-01」のように、「年 月 日」になっている。strptime (・・・, "%F",・・・)
ログの変更
ログの内容に変更があった場合、変更箇所が太字で表示されます。ログリスト
ログリストでは変更のあったログが以下のように太字で表示されます。ただし、現在選択されているログの内容に変更があっても、そのログは太字で表示されません。