アプリのウィンドウをカスタマイズする
「Window」のタブをクリックすると、アプリのウィンドウの見た目や動作を変更することができます。Minimize animation
アプリのウィンドウを最小化した時に、Unityランチャーに収納されるようなアニメーションを行いますが、そのアニメーション速度を以下のメニューから選択します。Automatic
デフォルト値である100を設定します。Force fast animation
アニメーション速度を最速にします。0を設定します。
Overlay scrollbars
オーバーレイスクロールバーの設定を以下のメーニューから選択します。Ubuntu 12.04では、オーバーレイスクロールバーのオン・オフのみ設定可能です。
off
オーバーレイスクロールバーを無効にし、従来のスクロールバーで表示します。overlay auto
オーバーレイスクロールバーを有効にします。オーバーレイスクロールバーのつまみ表示は、必要に応じて行われます。
overlay pointer
オーバーレイスクロールバーを有効にします。マウスカーソルをオーバーレイスクロールバーに持って行くと、つまみが表示されます。
overlay touch
オーバーレイスクロールバーを有効にします。マウスカーソルをオーバーレイスクロールバーに持って行っても、つまみは表示されません。
タッチパネル、タッチデバイス向きです。
Global menu
グローバルメニューの有効・無効を指定します。オフ
グローバルメニューは無効です。グローバルメニューを無効にすると、アプリのメニューはアプリのウィンドウに表示されるようになります。
オン
グローバルメニューは有効です。Show HUD
HUD(Head-Up Display)の有効・無効を指定します。オフ
HUDは無効です。「Alt」キーを押してもHUDは表示されません。
オン
HUDは有効です。「Alt」キーを押すと以下のようにHUDが表示されます。
Click to focus
マウスのクリックでのみアプリのウィンドウにフォーカスをセットするかどうかの設定です。フォーカスのセットとフォーカスをセットしたウィンドウを手前に持ってくる動作は別です。
通常アプリのウィンドウをクリックすると、まずフォーカスがセットされアクティブになり、その後アプリのウィンドウが前面に表示されます。
オフ
マウスのクリックだけでなく、マウスカーソルの下にあるアプリのウィンドウに自動的にフォーカスをセットします。「オフ」に設定する場合は、後述の「Auto raise」の設定も確認してください。
例えば以下のようにNautilusのウィンドウが2つあるとします。
マウスカーソルを背面のNautilusのウィンドウに移動すると、自動的にフォーカスをセットします。
前面にあるNautilusのウィンドウのタイトルバーを見ると、文字がグレー表示になっておりフォーカスを失っていることが分かります。
同様に背面にあるNautilusのウィンドウを見ると、「検索」の文字が白色表示になっており、フォーカスを得ていることが分かります。
この状態ではフォーカスをセットしただけで、背面にあるNautilusのウィンドウは前面に表示されません。
その後「Auto raise」で設定した時間が経過すると、以下のように背面にあるNautilusのウィンドウが前面に表示されます。
オン
マウスのクリックでのみアプリのウィンドウにフォーカスをセットします。上記にも記述しましたが、クリックされたアプリのウィンドウは前面に表示されます。
Auto raise
「Click to focus」オフ時に有効な設定です。フォーカスをセットしたウィンドウを自動的に前面に持ってくるかどうかの設定です。
オフ
フォーカスをセットしたウィンドウを自動的に前面に持って来ません。前面に持ってきたい場合は、マウスをクリックする必要があります。
オン
フォーカスをセットしたウィンドウを自動的に前面に持って来ます。ウィンドウを前面に持ってくるタイミングは、そのウィンドウがフォーカスを得て「Delay」で指定された時間が経過したタイミングです。
Delay
「Auto raise」オン時に有効な設定です。フォーカスをセットしたウィンドウを、ここで指定した時間が経過した後に、自動的に前面に持ってきます。
時間の単位は100msです。
例えば「Delay」に「10」を指定すると、10 * 100ms = 1000ms = 1秒になります。
Automaximize
アプリがウィンドウ作成・表示時に、ここで指定された画面の解像度の割合よりも大きい場合、自動的にウィンドウを最大化します。「100」を設定すると、この機能が無効になります。