Mozcセットアップヘルパーがエラーになる
ここでいうエラーとは、以下のエラーのことです。「im-setup-helper」のパッケージのバージョンは、「0.9」です。
「mozc-setup-helper」を日本語環境でのみ動作させるためだと思われますが、日本語環境によってはこのエラーが表示されます。
現状日本語環境かどうかを「GDM_LANG」環境変数が「ja」かどうかでチェックしています。
しかし日本語環境によっては、「GDM_LANG」環境変数が「ja」にならない場合があります。
GDM_LANG環境変数の確認
「GDM_LANG」環境変数は「echo $GDM_LANG」コマンドで確認できます。以下の実行環境は、Ubuntu 13.10をインストールした後の環境です。
「ja」になっています。
jaにならない環境
日本語環境にも関わらず、「GDM_LANG」環境変数が「ja」にならない環境の例です。1.FileZillaのインストール
「FileZilla」をインストールします。2.再ログイン
再ログインかPCを再起動します。3.環境変数の確認
「GDM_LANG」環境変数を確認すると、以下のように「ja_JP」になっています。補足
環境によっては「Account Service」の絡みで「FileZilla」のインストールだけでなく、もうひと手間必要ですが省略します。何が変わったか
「FileZilla」のインストールで「/usr/share/locale/ja_JP」フォルダーにローカライズ用のファイルが配置されます。このような環境では、「Account Service」が日本語に対応する言語コードは「ja_JP」であると判断するようになります。
従って「FileZilla」でなくともこのようなファイル構成を取るアプリなら、同様の現象が発生します。
FileZillaのアンインストール
この環境で「FileZilla」をアンインストールしてみます。「GDM_LANG」環境変数が「ja」に戻りました。
Mozcセットアップヘルパーを起動する
日本語環境で上記エラーが発生する場合は、端末から以下のコマンドを実行します。GDM_LANG=ja mozc-setup-helper -f